【速報レポート】<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013>MANNISH BOYS、斉藤和義と中村達也が同時爆発

REVOLUTION STAGEのトリ前に登場するのは斉藤和義と中村達也によるユニットMANNISH BOYSだ。2011年の突然の結成以来、ツアーやフェスで見せるユーモアと毒をまぶしたパワフルな演奏で、両者のファンならずとも音楽好きには気になる存在である。レベル・ミュージックとしてのMANNISH BOYSは、反骨精神から始まったとも言えるこのフェスに相応しい。
◆<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013> MANNISH BOYS 拡大画像
19:20、会場内にMUDDY WATERSの「MANNISH BOY」が流れた。暗闇の中にうごめく2人の影が見えると物凄い歓声が上がり、周囲を見渡せばフィールド後方まで人が集まっていることが確認できる。「MANNISH BOYSのテーマ(Opening)」から始まったライヴは、雄叫びを上げながらビートを刻む中村達也のドラムに乗せ、斉藤和義がディストーション・サウンドでギター・リフを弾く「Mach Venus」へなだれ込む。“オ~イェー!”と何度も観客へレスポンスを求める斉藤和義と“WE ARE MANNISH BOYS!”と叫びながら激しくドラムをプレイする中村達也。どちらも最初から飛ばしているというよりは、どちらも同時爆発するのがこのユニットなのだろう。斉藤和義のアルバム『45 STONES』収録曲の「猿の惑星」は中村達也が参加したナンバーである。“ウッキキッキ~”と観客が歌うサビのコーラスも楽しげだ。


ラストは「MANNISH BOYSのテーマ(Ending)」、嵐のように駆け抜けた50分間のセットだったものの、トップ・ミュージシャン2人のとてつもなくレベルの高い音遊びが堪能できた。MANNISH BOYSは電気を無駄にしない最少編成のロックバンドでもある。
取材・文◎岡本貴之 撮影◎三浦麻旅子
■MANNISH BOYS@REVOLUTION STAGE SETLIST
1.MANNISH BOYSのテーマ(Opening)
2.Mach Venus
3.猿の惑星
4.ないない!(パートチェンジ)
5.Dark is easy
6.DIRTY BUNNY
7.LOVE&LOVE
8.あいされたいやつらのひとりごと
9.MANNISH BOYSのテーマ(Ending)
◆<THE SOLAR BUDOKAN>オフィシャルサイト
◆MANNISH BOYS レーベルサイト
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