【速報レポート】<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013>CHANGE ENERGY'S 、「太陽で作ったエネルギーで作った音楽はイイ音がするね」

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山の中の夜は黒く暗いが、ステージやキッズエリアには昼間に蓄電したエネルギーで灯された照明が明るく煌いていた。

◆<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013>CHANGE ENERGY’S 拡大画像

CHANGE ENERGY’S、今回の参加メンバーは加藤ひさし(THE COLLECTORS)、キタシンイチ(The JFK)、Jeff(オレンジズ)、cozi(浅田信一バンド)。加藤以外は毎回異なるメンバー、さらに普段は都内でのイベントへの参加だけとあって貴重なステージを体感しようと多くのオーディエンスが集まった。

披露する楽曲もこれまた貴重! カバーであったり、THE COLLECTORSの楽曲であったりとベテラン揃いのアーティストが魅せる楽曲は聴くたびに新しい感覚を持たせてくれる。

The Kinksの名曲やTHE COLLECTORS「ホーム・シック・ジャグ」…と一切のブレがない、爽快なロックンロールがオーディエンスを踊らせる。かと思えば、「太陽光で発電したエネルギーでライブをする…タダな感じがイイね♪」と、自称・貧乏性だという加藤が会場を笑いに誘う。

「太陽で作ったエネルギーで作った音楽はあったかい、イイ音がするね」、その言葉に嘘はない。トゲのない、すっと体に入る音楽は実際に体感してみないと分からないが、豪快な音でも驚くほど耳なじみが良いのだ。

楽曲は次々に進み、あっという間に後半へ。加藤らが30年以上前に制作したという楽曲を披露する。シンプルで軽快なロックサウンドで会場を盛り上げると、ラスト「電気を作ろう」へ。

ステージで加藤は「(原発反対!なんていうと)煙たがられるかもしれない。でも、エネルギーの作り方を変えようよって提案するのはすごく大事」とイベントへ賛同する思いを伝える。

その思いはしっかりと楽曲に織り込まれ、ハッピーに弾むサウンドは“電気”の代わりにオーディエンスに“元気”を作ってくれる。CHANGE ENERGY’Sは明日をハッピーにするエネルギーを観る人すべてに注いでくれた。

取材・文◎黒田奈保子 撮影◎平野大輔

◆<THE SOLAR BUDOKAN>オフィシャルサイト
◆THE COLLECTORSオフィシャルサイト
◆The JFKオフィシャルサイト
◆THE ORANGESオフィシャルサイト
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