【連載】代官山 蔦屋書店 音のコンシェルジュ「Vol.1 ザ・バンド ラスト・ワルツTシャツ」
こんにちは、代官山 蔦屋書店オンラインストアスタッフです。本日より代官山 蔦屋書店で取り扱っている、『音楽好きがぐっとくるアイテム』を中心に紹介していくコラムを連載していきます。
タイトルにある「コンシェルジュ」とは、代官山 蔦屋書店に在籍している本、音楽、映像といった各ジャンルに精通するプロフェッショナルの総称であり、本コラムではオンラインストア独自の視点で「音」(あえて音楽ではなく音)にまつわるものを幅広くご紹介していく予定です。
記念すべき第一回は、フィルモア限定デザインのアーティスト・グッズシリーズ。このシリーズはコンサート会場の聖地・フィルモアのプロモーターであるビル・グラハムがライセンスを所有する、他ではなかなかお目にかかれないデザインのTシャツやポスターを販売しています。その中から今回は、ザ・バンドのラスト・ワルツのTシャツをピックアップします。
ザ・バンドはロックの殿堂入りもしているアメリカのロック・バンド。Tシャツのモチーフとなったラスト・ワルツは、76年にサンフランシスコで行われた、彼らの解散ライヴにして代表作のひとつとも言える作品です。この作品にはディランやニール・ヤング、クラプトンなど多数の豪華アーティストが参加し、マーティン・スコセッシによって映画化もされています。
それだけ有名な作品であるにも関わらず、意外にも映画版ラスト・ワルツで採用されているタイトルロゴ以外のデザインのTシャツは、ザ・バンドのオフィシャルHPでも取り扱っていなかったりします。
そんな経緯もあり、どちらかというとあのタイトルロゴのTシャツはザ・バンドの、というよりは映画ラスト・ワルツのオフィシャル・グッズというイメージが強い方もいるかと思います。現在ではそのTシャツもなかなか手に入りにくくなりましたが、このフィルモア限定デザインのTシャツはさらに貴重で、長年のファンでも初見という方が多いはず。
走り書きのようにプリントされたバンド名と作品名、そして開催地と日付だけというシンプルなもの。映画のために整えられたかのようなあのロゴと比べると、なんだか正規盤と海賊盤くらいの違いがあります。しかし未収録の楽曲の多さから、多数の海賊盤が生まれたエピソードを持つラスト・ワルツらしい違いでもある気がします。
既にダンコとヘルムを失い、残されたメンバーが再びザ・バンドとしてライヴを行えるかというと非常に難しいとは思いますが、実現した暁にはぜひこのTシャツを着て参戦したいものです。もちろん参加はノーギャラで。
※ラスト・ワルツに参加したゲスト・ミュージシャンは全員ノーギャラでの出演をOKしたという逸話がある。
※オンラインストアのみの取り扱いとなります。代官山 蔦屋書店の店頭では販売しておりません。
◆ザ・バンド ラスト・ワルツ Tシャツ サイト
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