ザ・バンドの創設メンバー、ロビー・ロバートソン、死去

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ザ・バンドの創設メンバーでギタリスト/ソングライターのロビー・ロバートソンが、80歳で永眠した。

◆ロビー・ロバートソン画像

8月9日、ソーシャルメディアを通じ、「ロビーは、妻のジャネット、元妻のドミニクと彼女のパートナーであるニコラス、子供たち──アレクサンドラ、セバスチャン、デルフィーン、デルフィーンのパートナーのケニーら家族に囲まれる中、息を引き取りました」と訃報が伝えられた。

マネージャーによると、長い闘病の末、米ロサンゼルスにて亡くなったという。

カナダ・トロントで誕生したロバートソンは、10代半ばで、当時ロニー・ホーキンスのバック・バンドで、後にボブ・ディランのバック・バンドとなるホークスに加入。ロバートソンは1966年に発表されたディランの7枚目のスタジオ・アルバム『Blonde On Blonde』のレコーディングにも参加した。

ホークスは1968年にザ・バンドと改名し、ファースト・アルバム『Music From Big Pink』をリリース。60~70年代に「The Weight」「Up On Cripple Creek」「The Night They Drove Old Dixie Down」「The Shape I’m In」など多くの名曲を世に送り出した。

ザ・バンド解散後、ロバートソンは映画音楽でも才能を発揮し、とくにマーティン・スコセッシ監督との共作が知られ、高い評価を得た。最近も、スコセッシ監督の新作『Killers Of The Flower Moon』(2023年秋公開予定)の音楽を手掛けたばかりだった。

ロバートソンはソロ名義で5度グラミーの候補に挙がり、ザ・バンドは1994年、ロックの殿堂入りした。


Ako Suzuki
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