ジェイミー・カラム、ラブソング・アルバムの決定盤
カイルはジャズ・ベース・プレイヤーなんだ。日本でも何度もプレイしてるよ。クリントが映画『Gran Torino』を製作してるとき、カイルとクリントから台本を渡されて、こういう曲のアイディアがあるって教えられたんだ。僕がそれに歌詞をつけて、その2週間後にはクリントの家でレコーディングしてたよ。彼のピアノを使って2テイク、レコーディングしだけだ。でも、その1週間後には映画に使われて、その1ヵ月後にはゴールデン・グローブにノミネートされてた。
――この先コラボしてみたいと思う人はいますか?
ジェイミー:いっぱいいるよ。もうこの世にいない人もたくさんいる。レイ・チャールズとかマイルス・デイヴィス、チャーリー・パーカー、ジミ・ヘンドリックス、ジェフ・バックリィとか。でも残念なことに実現できない。そうだな…、トム・ウェイツと曲を書きたいな。それに、ビートたけしの映画の音楽を作りたい。それにジェイ・Zやビヨンセともやってみたい。ブラッド・メルドーっていうピアノ・プレイヤーもいいし、リアーナもね。いっぱいいるよ。
――いろんなタイプの曲を作っていますが、普段はどんな音楽を聴いているのですか?
ジェイミー:僕の音楽の興味ってすごく幅広いんだ。今朝は、クラフトワークを聴いてた。それに信じられないかもしれないけどSunn O)))っていうドゥーム・メタル・バンドも気に入っている。ポップ・ミュージックも好きだよ。ジェイ・Zとアリシア・キーズの新曲も気に入っている。アーケイド・ファイアもアニマル・コレクティヴも好きだし、ルイ・アームストロングや日本のジャズ・グループ、SOIL&“PIMP”SESSIONSもね。それにブラーの大ファンだ。デーモン・アルバーンのやることは何でも好きだよ。デヴィッド・ボウイ、ボブ・ディラン、ベン・ハーパー、ハンク・ウィリアムス、ジョニー・キャッシュ…。朝まで名前を挙げ続けられるよ。1日中、音楽のことばかりだ。音楽のことを考え、音楽を聴き、音楽を作り、アルバムを買い込んでいる。基本的にオタクなんだ。こう言うのがピッタリだな。
――音楽を聴くとき、いつもカヴァーのことを考えているものですか?
ジェイミー:ああ…、そうするのは止めたんだ。だって、曲を聴くたびにこれはこうできるなんてこと考えてたら、聴く楽しみを台無しにしちゃうだろ。自分のことをミュージシャンである前にリスナーだと考えている。僕がやってることは全部、熱狂的なリスナーだから成し得たことだと思う。だから曲を聴いてるときは、これをカヴァーしようとか、どうやってカバーしようかなんてことはできるだけ考えないようにしてる。意識せずにピアノで指が動いたときだよ、やってみようって思うのは。
――あなたの功績の1つに、若い人たちにジャズを紹介したというのがあると思いますが、それは意図したことでしょうか?
ジェイミー:うーん…、それはないね。そんな壮大な使命感は持ち合わせてない。人って、こうしろって言われたんじゃないものからインスパイアされるんじゃないかな。僕はこれをやっている、これに夢中だ、だから君もそうすべきだなんてことは言いたくない。自分自身、そんなことされると興味が失せるからね。もし若い子達が、自分とそれほど年が離れてない奴がこれまで聴いたことないものをやっているのを見て、インスパイアされたりもっと聴きたいって思ってくれたら嬉しいよ。でも、それが狙いじゃない。
――あなた自身はどうやってジャズにのめり込むようになったのでしょう?
ジェイミー:ヒップホップからだね。ティーンエイジャーのときは、ロックやポップ・ミュージックばかり聴いていた。チリ・ペッパーズやニルヴァーナ、サウンドガーデン、それにザ・スミスなんかが大好きだったんだ。それからア・トライブ・コールド・クエストやビートナッツ、スラム・ヴィレッジみたいなヒップホップやサンプル・ミュージックを聴くようになった。DJ シャドウがやってるようなサンプル・ミュージックをね。彼らはジャズをサンプルし、よくジャズについて話してた。Q-Tipがハービー・ハンコックや『Headhunters』っていうアルバムについて話しているのを聞いて、図書館でアルバム借りてみたんだ。あんなかっこいいもの、聴いたことなかったよ。その後、ルーツを遡って、マイルス・デーヴィスやリー・モーガン、チック・コリアなんかを聞き始めて、ジャズに夢中になったんだ。
――ミュージック・スクールへ通っていたわけではないようですが、ジャズ・ピアノはどうやって習ったのでしょう?
ジェイミー:アルバムを聴いてだね。聴いたものを再現しようとしたんだ。昔から耳がいいんだよ。聴いたものをピアノで弾いてみるんだ。シンプルなジャズ・ソングやブルースからスタートし、だんだん難しいものをやるようになった。兄や友達に教えてくれって頼んだこともあるけど、基本的に独学だね。アルバムを半分のスピードで聴いて、最初はゆっくり、それからスピードを早めていくんだ。ものすごい時間、費やしたよ。僕はティーンエイジャーのときすごく若く見られたんだ。15歳のときパブへ行っても8、9歳にしか見られなくて、17歳くらいまではそう遊びが出来なかったんだ。ちょっと悲惨だったけど、代わりにこの国にいる限りピアノに費やす時間はいっぱいあったってわけさ(笑)。
――2010年の目標は?
ジェイミー:そうだな…、世界中の国々で『ザ・パースート』のコンサートを開くことかな。
――この先コラボしてみたいと思う人はいますか?
ジェイミー:いっぱいいるよ。もうこの世にいない人もたくさんいる。レイ・チャールズとかマイルス・デイヴィス、チャーリー・パーカー、ジミ・ヘンドリックス、ジェフ・バックリィとか。でも残念なことに実現できない。そうだな…、トム・ウェイツと曲を書きたいな。それに、ビートたけしの映画の音楽を作りたい。それにジェイ・Zやビヨンセともやってみたい。ブラッド・メルドーっていうピアノ・プレイヤーもいいし、リアーナもね。いっぱいいるよ。
――いろんなタイプの曲を作っていますが、普段はどんな音楽を聴いているのですか?
ジェイミー:僕の音楽の興味ってすごく幅広いんだ。今朝は、クラフトワークを聴いてた。それに信じられないかもしれないけどSunn O)))っていうドゥーム・メタル・バンドも気に入っている。ポップ・ミュージックも好きだよ。ジェイ・Zとアリシア・キーズの新曲も気に入っている。アーケイド・ファイアもアニマル・コレクティヴも好きだし、ルイ・アームストロングや日本のジャズ・グループ、SOIL&“PIMP”SESSIONSもね。それにブラーの大ファンだ。デーモン・アルバーンのやることは何でも好きだよ。デヴィッド・ボウイ、ボブ・ディラン、ベン・ハーパー、ハンク・ウィリアムス、ジョニー・キャッシュ…。朝まで名前を挙げ続けられるよ。1日中、音楽のことばかりだ。音楽のことを考え、音楽を聴き、音楽を作り、アルバムを買い込んでいる。基本的にオタクなんだ。こう言うのがピッタリだな。
――音楽を聴くとき、いつもカヴァーのことを考えているものですか?
ジェイミー:ああ…、そうするのは止めたんだ。だって、曲を聴くたびにこれはこうできるなんてこと考えてたら、聴く楽しみを台無しにしちゃうだろ。自分のことをミュージシャンである前にリスナーだと考えている。僕がやってることは全部、熱狂的なリスナーだから成し得たことだと思う。だから曲を聴いてるときは、これをカヴァーしようとか、どうやってカバーしようかなんてことはできるだけ考えないようにしてる。意識せずにピアノで指が動いたときだよ、やってみようって思うのは。
――あなたの功績の1つに、若い人たちにジャズを紹介したというのがあると思いますが、それは意図したことでしょうか?
ジェイミー:うーん…、それはないね。そんな壮大な使命感は持ち合わせてない。人って、こうしろって言われたんじゃないものからインスパイアされるんじゃないかな。僕はこれをやっている、これに夢中だ、だから君もそうすべきだなんてことは言いたくない。自分自身、そんなことされると興味が失せるからね。もし若い子達が、自分とそれほど年が離れてない奴がこれまで聴いたことないものをやっているのを見て、インスパイアされたりもっと聴きたいって思ってくれたら嬉しいよ。でも、それが狙いじゃない。
――あなた自身はどうやってジャズにのめり込むようになったのでしょう?
ジェイミー:ヒップホップからだね。ティーンエイジャーのときは、ロックやポップ・ミュージックばかり聴いていた。チリ・ペッパーズやニルヴァーナ、サウンドガーデン、それにザ・スミスなんかが大好きだったんだ。それからア・トライブ・コールド・クエストやビートナッツ、スラム・ヴィレッジみたいなヒップホップやサンプル・ミュージックを聴くようになった。DJ シャドウがやってるようなサンプル・ミュージックをね。彼らはジャズをサンプルし、よくジャズについて話してた。Q-Tipがハービー・ハンコックや『Headhunters』っていうアルバムについて話しているのを聞いて、図書館でアルバム借りてみたんだ。あんなかっこいいもの、聴いたことなかったよ。その後、ルーツを遡って、マイルス・デーヴィスやリー・モーガン、チック・コリアなんかを聞き始めて、ジャズに夢中になったんだ。
――ミュージック・スクールへ通っていたわけではないようですが、ジャズ・ピアノはどうやって習ったのでしょう?
ジェイミー:アルバムを聴いてだね。聴いたものを再現しようとしたんだ。昔から耳がいいんだよ。聴いたものをピアノで弾いてみるんだ。シンプルなジャズ・ソングやブルースからスタートし、だんだん難しいものをやるようになった。兄や友達に教えてくれって頼んだこともあるけど、基本的に独学だね。アルバムを半分のスピードで聴いて、最初はゆっくり、それからスピードを早めていくんだ。ものすごい時間、費やしたよ。僕はティーンエイジャーのときすごく若く見られたんだ。15歳のときパブへ行っても8、9歳にしか見られなくて、17歳くらいまではそう遊びが出来なかったんだ。ちょっと悲惨だったけど、代わりにこの国にいる限りピアノに費やす時間はいっぱいあったってわけさ(笑)。
――2010年の目標は?
ジェイミー:そうだな…、世界中の国々で『ザ・パースート』のコンサートを開くことかな。
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