ニュース・最新情報
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エピフォン、ジミ・ヘンドリックスの“Love Drops”Flying V発売
エピフォンから、ジミ・ヘンドリックスの最新シグネチャーモデル『Jimi Hendrix “Love Drops” Flying V (ジミ・ヘンドリックス “ラブ・ドロップス” フライング V)』がはつばいになった。
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ジミ・ヘンドリックス、未発表音源とドキュメンタリー映像発売
2年前から噂になっていた作品がついに発売となる。
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未発表ライヴ『ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス:ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル1967』、11月10日世界同時発売
(C)Brian T. Colvil 『ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス:ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル1967』の、ヴァイナル、CD、デジタルの各フォーマットでの発売が、11月10日に決定した。
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【レポート】“Legends Of Rock”キャンペーン、「レッド・ツェッペリンが110万円、デヴィッド・ボウイが95万円、クイーンが85万円……伝説のロックシーン未公開ポジフィルムが手に入る」
「ロックの歴史的な“瞬間”を自分のものにできたら……」、そんなロックファンの夢を叶える注目の“ゲーム”が、2023年5月12日(金)からサービス開始となる。
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ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』、“完全な形”で11月18日公式発売
1969年4月26日、ロサンゼルス・フォーラムでのザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス公演を収めたアルバム『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』が、生誕80周年を目前に控えた2022年11月18日にリリースされる。
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【俺の楽器・私の愛機】617「ジミヘンセット」
【フェンダージャパンST68/62他】(北海道江別市在住 みず 52歳)No.150と346に掲載していただきました。
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ジミ・ヘンドリックスのサウンドを再現するコレクション「Experience Jimi Hendrix for BIAS FX 2」登場
Positive Gridから、ジミ・ヘンドリックスのサウンドを再現した公式ライセンスのアンプ、ペダル、ギターを収録したコレクションが登場。
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モンキーズのミッキー、ジミ・ヘンドリックスとのツアーを振り返る
意外な組み合わせだが、モンキーズは1967年、ジミ・ヘンドリックスと北米でツアーを行っている。
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K.K.ダウニング「ジミ・ヘンドリックスが飲み終えたばかりのコーラの瓶を手に入れた」
K.K.ダウニングが、自身の“ロック・ゴッド”について語る英国BBCラジオ2の番組『The Rock Show With Johnnie Walker』に出演し、彼が神と崇めるジミ・ヘンドリックスにまつわる逸話をあらためて口にした。
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ギブソン、ジミ・ヘンドリックスのフライングVとSGを復刻「1969 Flying V」&「1967 SG Custom」リリース
ギブソンから、カスタムショップ製シグネイチャーギター2モデルが同時リリース。
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ジミ・ヘンドリックス、伝説のパフォーマンス『ライヴ・イン・マウイ』が未公開映像・音源とともに11月27日発売予定
そのキャリアを通じてよく語られるジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのマウイ来島。
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ジミ・ヘンドリックス、バンド・オブ・ジプシーズの43曲入りボックス・セット登場
Photo by Jan Blomジミ・ヘンドリックスのボックス・セット『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』が、11月22日(金)に発売される。
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デイヴ・ムステイン、ギターを弾きながらジミ・ヘンドリックスのトリビュート・ツアーを宣伝
この春、アメリカで開催される<エクスペリエンス・ヘンドリックス>ツアーに参加するメガデスのデイヴ・ムステインがそれを宣伝するコメント映像が公開された。
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ジミ・ヘンドリックスのストラトキャスターに限定生産カラーモデルUltra Violet登場
時代を超えて愛されるフェンダーのアーティストモデル「Jimi Hendrix Stratocaster」に、1960年代のカルチャーにインスパイアされた限定生産カラーモデルが登場。
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シアトルの郵便局、ジミ・ヘンドリックス郵便局に改名
Photo by Chuck Boydジミ・ヘンドリックスの生誕地、米シアトルにある郵便局が、彼に敬意を表し、James Marshall “Jimi” Hendrix Post Officeに改名するそうだ。
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ジミ・ヘンドリックスのシグネイチャーアクセサリー第二弾エレクトリックギター弦登場
フェンダーの「Jimi Hendrix Voodoo Childアクセサリーシリーズ」から第二弾となる「Jimi Hendrix Voodoo Child Signature Strings」が登場。
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デイヴ・ムステイン、ジミ・ヘンドリックスのトリビュート・ツアーに参加
ジミ・ヘンドリックスに敬意を表し、北米で1~2年ごとに開催されている<Experience Hendrix>ツアーに来年、メガデスのデイヴ・ムステインが参加することになった。
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フェンダー、ジミ・ヘンドリックスの名を冠したヴィンテージスタイルのカールコードなどアクセサリー6製品を国内販売
フェンダーよりジミ・ヘンドリックスの名を冠したカールコードはじめピック、ストラップの新製品が登場。
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ストーンズ、ビートルズ、ヤードバーズ、ビー・ジーズら60年代音源がCD化
ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズ、ヤードバーズ、ビー・ジーズ、サイモン&ガーファンクル、ジミ・ヘンドリックスの1960年代のライブ音源やセッション音源を集めたアルバムが登場した。
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クリーム、ジミ・ヘンドリックス、ビートルズの発掘音源がCD化
ザ・ビートルズ、クリーム、ジミ・ヘンドリックスの1960年代のライブ音源やスタジオ・セッション音源を集めたアルバムがリリースされた。
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ジミ・ヘンドリックス、ジョニー・ウィンターとのレコーディング秘話
ジミ・ヘンドリックスの未発表スタジオ音源からなるニュー・アルバム『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』のプロデュース、エンジニア、ミックスを手がけたエディ・クレイマーが、当時の制作秘話を明かしている。
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ジミ・ヘンドリックス、未発表録音含む“ニュー・アルバム”がリリース
ジミ・ヘンドリックスの未発表スタジオ録音を集めた最新アルバム『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』が、2018年3月9日(金)にリリースされる。
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ギター炎上パフォーマンスから50年、ジミヘンのあのストラトキャスターが蘇る! 限定モデル「Jimi Hendrix Monterey Stratocaster」リリース
ジミ・ヘンドリックスが1967年のモントレー・ポップ・フェスティバルのステージで燃やした、あのギターがついに現代に蘇る。
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フェンダー、ジョージ・ハリスンやジミ・ヘンドリクス・モデル、トラベルギターやウクレレなどNAMM発表の新製品をお披露目
フェンダーがSUMMER NAMMで発表した2017年下半期の新製品を国内でお披露目、ジョージ・ハリスンやジミ・ヘンドリクスのシグネイチャーモデルやCustom Shopの30周年記念モデル、トラベルギターやウクレレなど数多くのモデルが登場した。
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新発見された希少な植物にジミ・ヘンドリックスの名前
サンディエゴ大学のリサーチャーMark Dodero氏が、メキシコ・バハ・カリフォルニア州で発見した植物にジミ・ヘンドリックスにちなんだ名前をつけた。
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【インタビューVol.2/5】ウリ・ジョン・ロートとジミ・ヘンドリックス
8月31日に映像作品/CD『トーキョー・テープス・リヴィジテッド~ウリ・ジョン・ロート・ライヴ・アット・中野サンプラザ』を発表するハード・ロック・ギターの現人神、ウリ・ジョン・ロート。
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エース・フレーリー、ミッチ・ミッチェルのローディー体験を語る
いまほど警備が厳しくなかった時代、元キッスのエース・フレーリーは、ジミ・ヘンドリックスの公演のバックステージに忍び込み、見つかり、ローディーの手伝いをさせられたことがあるそうだ。
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ジミヘン、ボス、ザ・フーのドキュメンタリー、1月17日に一挙放送
ジミ・ヘンドリックス、ブルース・スプリングスティーン、ザ・フーの各ドキュメンタリー作品が、1月17日にWOWOWにて一挙放送となる。
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FENDER、ジミヘン・ストラト究極のヴィンテージトーンをクラシックなスタイルで楽しめる「JIMI HENDRIX STRATOCASTER」
Jimi Hendrixが使用したストラトキャスター基に作成した「JIMI HENDRIX STRATOCASTER」がフェンダーミュージックより登場した。
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ジミ・ヘンドリックス博物館、ロンドンにオープン
ジミ・ヘンドリックスが1968年夏からおよそ1年間住んでいたロンドンのアパートメントが、2016年2月から博物館として一般公開される。
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プロフィール・バイオグラフィ・リンク
ジミ・ヘンドリックスは1942年11月27日午前10時15分、シアトルのキング郡立病院にジョニー・アレン・ヘンドリックスとして生を受け、やがてジェイムズ・マーシャルと名を改められた。彼は音楽が好きで、ロバート・ジョンソンからB.B.キング、マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフ、バディ・ホリーまで、主なアーティストは誰でも聴いた。
1961年、ジミーは米陸軍に入隊。1962年11月に第101空挺師団に配属され、駐屯地のケンタッキー州フォート・キャンベルでベーシストのビリー・コックスとザ・キング・カジュアルズを組んだ。パラシュート降下訓練で負ったけがで除隊すると、ジミー・ジェイムズの名でセッション・ギタリスト業を始め、1965年末までにアイク&ティナ・ターナー、サム・クック、アイズレー・ブラザーズ、リトル・リチャードなど人気スターのバックを務めた。リトル・リチャードの元を離れたジミーは、ジミー・ジェイムズ&ザ・ブルー・フレイムズを結成。積極的に前に出るプレイで、バックの一人に過ぎなかったギタリストの地位を花形のリード・プレイヤーに押し上げていった。
1965年後半から1966年前半にかけて、グリニッジ・ヴィレッジ中の小さな店をまわる日々を繰り返したジミーは、7月、カフェでの演奏でアニマルズのベーシスト、チャス・チャンドラーの目を引く。そのプレイに衝撃を受けたチャンドラーは、1966年9月に再びアメリカを訪れてジミーと契約。ロンドンに連れて行き、新バンドを組ませることにする。
ベーシストからマネージャーに転身したチャンドラーの初仕事は、ヘンドリックスの名前をジミーから“ジミ”に換えることだった。ドラムスにミッチ・ミッチェル、ベースにノエル・レディングを擁する新バンド、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスはたちまち人気を博し、1966年秋のロンドンの話題をさらった。
エクスペリエンスのデビュー・シングル「ヘイ・ジョー」は1967年早くに全英で最高位6位、チャート入り10週のヒットを記録する。5月にはデビュー・アルバム、サイケデリック・サウンド満載の『アー・ユー・エクスペリエンスト?』が登場。「パープル・ヘイズ」「ザ・ウィンド・クライズ・メアリー」「フォクシー・レディ」「ファイア」「アー・ユー・エクスペリエンスト?」など当時のアンセムが並ぶ本作は、今も名盤として名高い。
英国では成功したものの本国アメリカでは無名に近かったが、1967年6月に転機が訪れる。モンタレー・インターナショナル・ポップ・フェスティヴァルの舞台に上がったヘンドリックスは「ワイルド・シング」を文字どおりギターから炎を上げるプレイで熱演し、会場を興奮の渦に包む。ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスは一夜にして、世界中から引く手あまたの、巨額の金を生むグループになった。
1967年末には、2ndアルバム『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』を発表。その後アメリカに戻ったヘンドリックスはニューヨークにレコーディング・スタジオ、エレクトリック・レディ・スタジオを造り、スタジオの名を冠したLP2枚組の野心作『エレクトリック・レディランド』を丹念に作り上げる。1968年はツアーとレコーディングに明け暮れ、それがもとでグループ内に亀裂を生み、1969年にエクスペリエンスを解散する。
1969年の夏、8月のウッドストック・ミュージック&アート・フェアにジプシー・サン&レインボウズ(メンバーはミッチ・ミッチェル、ビリー・コックス、ジュマ・サルタン、ジェリー・ヴェレツ)を率いて出演。「星条旗」での反骨心あふれるプレイに、泥まみれの観衆は熱狂した。
1969年はベースのビリー・コックス、エレクトリック・フラッグのドラマーだったバディ・マイルズとの新たなコラボを生んだ年でもあった。このトリオ、バンド・オブ・ジプシーズは1969年12月31日から1970年1月1日にかけて4回ステージを行なう。その中から選りすぐりの名演を集めたものが1970年代半ばに『バンド・オブ・ジプシーズ』としてまとめられ、1999年には拡大版『ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト』が世に出ている。
1970年、ヘンドリックスはミッチ・ミッチェルを呼び戻し、ビリー・コックスと新生ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスを結成。2枚組アルバムを作るべく、数曲をテープに収めた。しかし『ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン』と仮題のついたこのアルバムは残念ながら未完成に終わる。原因はワールド・ツアーに忙しく、レコーディングに時間が取れなかったこと。そして1970年9月18日、ヘンドリックスの早世だった。
デモ録音からマスターテイクまで、ジミ・ヘンドリックスはきわめて短い活動期間の中できわめて多くの楽曲を生んだ。彼の残した音楽からはブルース、バラッド、ロック、R&B、ジャズなど、さまざまな影響がはっきりと感じ取れる。ジャンルにとらわれず、あくまで己の道を突き進んだからこそ、ジミ・ヘンドリックスは今もロック・ミュージック史上無双の人気を誇っている。
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