ギブソンより、50周年ヒスコレ59、遂に発表

2008年はagedの58モデルがアニバーサリー発売されていたわけだが、本命59年モデルはいかなるものかと、いろんな妄想が広がっていたことだろう。
◆50th Anniversary '59 Les Paul Standard写真編
先にナム・ショウでの発表にてその情報を知っている輩も多いことと思うが、最新の製品写真を入手したのでここに紹介したい。…とはいっても、あっけないほどに、特に変更は無い。エイジドでもなければ、目新しさは特になし。
…なのだが、今回は強力な節目50周年ということで、このモデル制作のために、改めて現存する59バーストを数多く評価、分析し、設計を引きなおしたようだ。ネックシェイプをはじめとした各部がリファインされているという。筆者の経験上、本物の59年製は、個体差こそあるものの現ヒスコレよりもスマートな握りのものが多いことを考えると、写真からはネックの握りまでは分からないものの、今回の50th '59のネックシェイプは多少シェイプアップされている可能性がある。
なお、アップ写真をつぶさに見ると、ヘッドシェイプがさらにバーストに近づいた印象を受けるがいかがだろうか。また、ディッシュ・ポジション・マークがよりシャープになり、リアルさが増した点は大いに評価できるところだ。ブリッジは2002年のみ登場しすぐに姿を消したノンワイヤー・タイプに見える。他は、見た目の違いは特に見当たらない。細かいスペックの発表が無いのでピックアップも分からないが、バーストバッカー2&3あたりであれば、特に不満もないだろう。写真の個体に関していえばトップのフレックがなかなか泣かせる感じとでもいうところか。

気になる価格は1,003,000円(税別)。これがメーカー希望小売価格である。もちろんご存知のように色の具合や杢の様子で価格が上下するのはレスポールの宿命。あくまで参考値として、入手戦略を立ててみてはいかが?
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