ジェイ・Z、グラストンベリー批判は時代錯誤

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賛否両論を呼んでいるグラストンベリー・フェスティヴァルでのヘッドライン・パフォーマンスをいよいよ今週末に控えたジェイ・Zが、あらためて批判の声は「時代錯誤」だと反論した。40年近いグラストンベリーの歴史で、ヒップホップ・アーティストがメイン・ステージのヘッドライナーを務めるのは今回が初めて。すでにお伝えしたように、ジェイ・Zの抜擢についてはさまざまな意見が上がっている。

その議論の的、ジェイ・Zは、BBCラジオ1でこう意見を述べている。「(問題になるなんて)馬鹿げてる。新しいものを受け入れないで、どうやって発展していくってんだ? こんなこと、いままで経験したことないよ。いまは2008年だってのに、一体どうしたんだ? 全くもって古い考え方だ。世の中の動きについていってない。(批判されて)ほんと驚いた」

反対している人々は、ジェイ・Z個人がどうこうではなく、ロックの聖地と考えられている同フェスティヴァルの路線変更を嘆いている。しかしジェイ・Zは、この時代、そういった境界線があるほうがおかしいと考えている。「音楽を分類したがる奴らもいる。でも、いまの若者は音楽をそういう風に聴いてないだろ。俺はどんなタイプのものでも聴く。そうであるべきだと思ってる。それが今の世界だ。いろんなカルチャーがミックスされてるべきだ。(分けるとしたら)いい音楽か、悪い音楽かってだけだ」

フェスティヴァルの主催者は、自分たちの選択に間違いなしとジェイ・Zに絶大なる信頼を置いている。多くの人たちが彼のパフォーマンスをチェックしに行くことになるだろうが、現物を目にしたらその素晴らしさに「ノックアウトされ、納得するはずだ」と話している。

ジェイ・Zはグラストンベリー2日目の土曜日(6月28日)にパフォーマンス。その後、ロンドンのハイド・パークで開かれるO2ワイヤレス・フェスティヴァルでもヘッドライナーを務める(7月3日)。

Ako Suzuki, London
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