グラストンベリー・フェスティバル主催者、妻の死により継続を決断

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1970年にグラストンベリー・フェスティバルを始めたマイケル・イーヴィス氏は、90年代、フェスティバルの開催を止めようと思っていたが、妻を失ったことで継続を決めたという。

イーヴィス氏の娘で、現在はフェスティバルの主催者であるエミリー氏は、BBCのインタビューでこう明かしている。「両親はいつも、“これが最後だ”と言ってた。みんな、チケットを売るためにそう言ってると思っていたみたいだけど、違う。彼らは真剣に“多分、もうやらない”と言ってた」

そんな中、イーヴィス氏の妻、ジーンさんが1999年に死去したという。「父は、“ああ、僕には今、フェスティバルが必要なんじゃないかと思う”って言い出したの。彼らはリタイアして、クルーズの旅かなんかする計画だったのよ。(それができなくなり)父は、“聴いてくれ。やり続けよう”って言ったの。私は“そうね、手伝うわ”って答えたわ。何十年もやるとは思っていなかったけど」

イーヴィス氏は今年、音楽とチャリティへの貢献が称えられ、ナイト爵が授与された。88歳になり、グラストンベリー・フェスティバルの運営はエミリー氏と彼女の夫が大半を担っているが、イーヴィス氏もいまだ関わっているという。

今年のグラストンベリー・フェスティバルは6月26~30日に開催。デュア・リパ(1日目)、コールドプレイ(2日目)、シザ(3日目)がヘッドライナーを務める。

Ako Suzuki
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