ライトスピード・チャンピオン、これは要チェックでしょ

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ライトスピード・チャンピオン、知っていますか?

ジャック・ペニャ―テやケイト・ナッシュを筆頭に、現在UK音楽シーンの台風の目となっている、新鋭ひとりシンガー・ソングライターたち。その中でも特にユニークなキモ可愛キャラで超注目を集めている&NME誌の異様な愛情を受けているのが、ロンドンのライトスピード・チャンピオン。2008年2月13日、日本デビューが決定したようだ。

「え?誰?」と思う方もまだ多いはずのライトスピード・チャンピオン。その素性は、彗星の如く現れ嵐のように去っていった伝説のネオレイヴ・バンド、テスト・アイシクルズのデヴ・ハインズその人。

2005年、鳴り物入りでDOMINOレーベルからデビューを果たしたテスト・アイシクルズは、そのネオン系奇抜なファッションと、ギタリスト3人+iPodという無茶な編成、そして究極のごちゃ混ぜエレクトロ・パンク・サウンドで、ティーンの心をワシ掴みにした。彼らがいなければ、ネオレイヴなんて存在しなかった…と断言できるほどの激インパクトを持っていた彼らだったものの、人気がうなぎ昇り中の2006年3月にアッサリと解散を発表し、周りの大人は大騒ぎ。2006年1月に初来日を果たしたときに「もうすぐ解散する」と明言していたものの、帰国直後に本当に解散した日にゃ、日本のスタッフは騒然…というかあんぐりだったわけです。

あれから早2年、ついに元テスト・アイシクルズのデヴ・ハインズの新プロジェクトの本格始動となるわけだ。Lightspeed Championという名前を手に入れた彼は、テスト・アイシクルズ時代には見せなかったソングライターとしての新たな資質を発揮し、誰もが驚くほどポップでゴージャスでちょっとメルヘンなオーケストラル・ポップを生み出している。

…とはいえ、その歌詞はダークなユーモアいっぱいのヘンテコワールド全開。アルバムには「Let The Bitches Die」なんて曲まで登場…。そのギャップが大受けし、現在ロンドン・シーンのナイス・キャラとして絶賛愛され中、NME誌のCOOLLISTにも、まぶだちのThe Horrorsとともに登場しちゃっている始末。しかも未だコミックが大好きな21歳、アルバム・リリースに向けて手作りマンガ本(写真)まで作ってしまうほどの、清清しいナード(オタク)ぶりも見逃せないところだ。ちなみに趣味はウィキペディア。ヒップホップ相対関係の項はほとんど彼が書いたらしい。見逃せないでしょ、このキャラ。

そんな彼が、マイク・モギス(ブライト・アイズ等)&サドル・クリーク周辺の仲間大集合で創り上げたデビュー・アルバム『Falling Off the Lavender Bridge』が、2008年2月13日にDOMINOからリリースされるわけだ。強烈過ぎる個性が詰まった、ちょっと胸高まる予感です。
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