ベースメント・ジャックス、新作を語る

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間もなく<Fuji Rock Festival 2009>で来日するベースメント・ジャックスが、この夏リリースされる5枚目のスタジオ・アルバム『Scars』について語った。

タイトルの『Scars』は、彼らがこの10年経験したことを象徴しているという。フィリックス・バクストンは『Metro』紙のインタヴューでこう話した。「俺達、肉体的にも精神的にも“傷”を経験してきた。2006年に俺は南米でステージから落っこち、頭を切った。オーストラリアのツアーではMCが深部静脈血栓症を患って、ショウを何個もキャンセルしなきゃならなかった。精神的な傷は俺らがやり続ける源になっている。ベースメント・ジャックスをより強くしている」

同アルバムで彼らはヨーコ・オノとコラボしている。「彼女は俺らの音楽のファンなんだ。それに俺は彼女のアート作品が大好きだ。彼女はまず、自分は世界1素晴らしい声を持ってるわけじゃないって認めたよ。でも、このカリスマを持った76歳のアイコンをスタジオに迎えるのは素晴らしい経験だった」

今年は彼らにとってデビュー10周年。バクストンはオフィスで働きながら、趣味としてスタートした音楽が「ほかの人に伝染するなんて思ってもいなかった」そうだ。

新作『Scars』はUKで9月にリリース予定。ヨーコ・オノのほか、ケリス、ライトスピード・チャンピオン、サンティゴールド、サム・スパローとのコラボが収録されているという。現在、オフィシャル・サイト(Basementjaxx.net)にて1stシングル「Raindrops」、「She No Good」「Saga」「D.I.S.tractionz」を聴くことができる。

Ako Suzuki, London
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