ビョーク、セレブ生活&ファンからの脅迫に疲れ英国を離れる

ポスト
10年ほど前、イギリスからスペインに生活の基盤を移したビョーク。プライベートを大切にする彼女にとって、有名人へのマスコミ攻撃が激しい英国は不向きだったようだ。加えて、妄想にとらわれたファンから爆弾脅迫があり「英国を離れるときがきた」と実感したという。

Femalefirst.co.ukによると、ビョークは英国での生活をこう振り返っているという。「イギリスには3年住んだわ。あそこでは私、Aクラスのセレブだった。うぬぼれて聞こえるかもしれないけど、本当よ。外国人としては光栄だったわね。彼らの社会で役目を担ったみたい。“我々が注目し観察する人物になってくれますか?”って感じでね。でも、そういうの好きになれなかったのよ。もし私が息を吸ったら、10万人が一緒に同じことをするんじゃないかって思ったの。ジョン・レノン、デヴィッド・ボウイ、ベッカム夫妻……、みんな英国を離れたのは偶然じゃないと思うわ。みんな、我慢できなくなるのよ。だから“光栄です。でも興味ないわ”って言って、スペインへ移ったの」

マスコミから追い回され、リポーターとトラブルを起こすまでになっていたビョークにとって、クレージーなファン、リカルド・ロペスからの脅迫事件はイギリスを離れる潮時になったそうだ。

フロリダに住むリカルド・ロペスは'96年、、ビョークを殺害するため酸性爆弾を製作し、その過程、および自殺する場面をビデオに収めた。彼は自殺前、爆弾を入れた手紙をビョーク宛に郵送したが、それはビデオを見た警察により配達途中に押収されている。

タブロイド紙が市民権を得ているためか、英国でのパパラッチ攻撃は凄まじい。スポットライトを浴びるのが好きな人ならともかく、ビョークのようなアーティストには向いてないだろう。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報