Forever Young シリーズ:超絶テクニシャンによるメロディアスなアメリカン・ハード・ロックバンド、MR.BIG
ミスター・ビッグ(MR.BIG)プロフィール
デイヴ・リー・ロス・バンドなどで活動していたビリー・シーン(B)が中心となって1988年に結成。メンバーはほかに実力派ヴォーカリストのエリック・マーティン(Vo)、当時、世界最速と呼ばれていた技巧派、ポール・ギルバート(G)、セッション・マンとして知られるパット・トーピー(Dr)。翌年'89年にアルバム『MR.BIG』でメジャー・デビューした。‘91年にリリースした2ndアルバム『リーン・イントゥ・イット』が大ヒット。キャッチーなメロディを持ったポップ志向のハード・ロックで日本においても絶大な支持を得た。その後も‘93年の『バンプ・アヘッド』、‘94年の『ヘイ・マン』など、安定したヒット作を放つが、‘97年に活動を停止。‘99年に活動を再開するも、サウンドの要だったポール・ギルバートが脱退。新メンバーに実力派のリッチー・コッツェン(G)が加入するが、2001年にはリーダーのビリー・シーンも脱退し、バンドは翌2002年に解散した。 ミスター・ビッグの時代背景ディープ・パープルやホワイトスネイクなどが活躍し、70年代に一世を風靡したハード・ロックは80年代に入り、より大衆的なポップスと結びつき、80年代後期には世界中でハード・ロック/ヘヴィメタル・ブームとなった。1988年に誕生したMR.BIGは、ポピュラーな魅力と、本格的なハード・ロック・サウンドを兼ね備えたバンドで、そうした流れを代表するバンドだったといえる。デイヴ・リー・ロス・バンド出身のビリー・シーンや、レーサーⅩ出身のポール・ギルバートなど、メンバーは結成前から注目を集めていた存在で、‘89年のデビュー時から人気を獲得。特に日本においては絶大な人気を獲得し、度々日本でツアーを行ない、日本のファンのために「アイ・ラヴ・ユー・ジャパン」という曲も残している。『アクチュアル・サイズ』を最後に2002年に解散し、ラスト・ツアーを日本で行なうなど、バンドの日本への深い愛着ぶりが感じられるエピソードも残している。
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