<FRF'04>この1年で大きく成長、スタジアム・アーティストの風格見せたジェット、ビデオ・メッセージもあり!

オーストラリア出身の彼らだが、UKでの人気を足がかりに米国にも進出。チャート上位に食い込むなど、'04年は大きな飛躍の年だった。そんな中でのフジロック出演となったわけだが、若いバンドの成長をまざまざと感じさせられるステージだった。
特に目を引いたのはヴォーカル/ギターのニック・セスターの、フロントマンとしての成長。いったん演奏を止めて手拍子を求めたり、声援を求めたりと、とにかく客をアオるのがうまい! バンドの中に兄弟がいることや、メンバーのインタヴュー中のビッグマウスぶりから、“オーストラリアのオアシス”と言われることもある彼らだが、濃いサングラスを目深にかけ、オーディエンスを見下ろすようにふてぶてしく歌うニックの姿、スターの風格はホントにリアム・ギャラガーを彷彿とさせるものがあった。

演奏が今年のジャパン・ツアーのときより明らかに上手くなっていたが、単に歌や楽器が上手になったという以上に、ツアー経験を積んだ自信なのか、うまく言葉では説明できないが落ち着きや迫力が感じられた。そこには、2月のSHIBUYA-AXにはなかった、スタジアム・アーティストの風格が確かにあったのである。なお、フジロック時に撮影したメンバーのビデオ・メッセージもあるのでこちらもチェック!
<セットリスト>
8/1@GREEN STAGE
GET WHAT YOU NEED
LAST CHANCE
ROLLOVER DJ
SWEET YOUNG THING
LAZY GUN
HOLD ON
LOOK WHAT YOU'VE
ARE YOU GONNA BE MY GIRL
AINT THAT A LOTTA
COLD HARD BITCH
GET ME OUTTA HERE
TAKE IT OR LEAVE IT
(suepyon)
ジェット ビデオ・メッセージ
https://www.barks.jp/watch/?id=1000001367
※barkには犬が吠えるという意味があります
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