インタヴュー映像 | 【前編】
衝撃の再結成を果たし、はや2年。 この間に起こった変化とは? 再結成をして気付いたこととは?
【後編】
最新作『MENOPAUSE』の 制作エピソード、タイトルの由来、 ライヴのプランまでを語り倒す!
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『MENOPAUSE』 2003年10月29日発売 1. Nirvana 2. Heleben Sahar 3. Smashing The Sun 4. Ascent-die a peaceful death 5. Realize 6. H158 7. Hunting Hi-Times 8. Your Web 9. Bright My Way 10. Incoherent And Confused 11. 土縋り
初回限定盤(CD+DVD) WPZL-30011~2 3,100(tax out)
通常盤 WPCL-10040 2,913(tax out)
| | 6年間。見方によってはとてつもなく長い間、ソフトバレエは活動休止していた。それは前世紀に始まった出来事で、という言い方が大袈裟じゃないくらいに。けれども'02年、3人は再会を果たし、アルバム作りがスタートした。
遠藤遼一(Vo): 最初の頃は森岡と藤井が別々に曲を作ってはボクに届けてくれてた。ボクだけが両方の曲を知る立場だったのかも(笑)。
藤井麻輝(Key,G): 多用したのは曲のデータを届けるバイク便。ぜんぜんローテクなスタートでしたね(笑)。
森岡賢(Key,Dance): そのうち遠藤がのっけた詞に触発されてさらに曲が変化したり、ボクの曲に藤井が手を加えたり、といったかんじになっていったんですけどね。
やがて『SYMBIONT』と名付けられたアルバムが完成した。それは、トータルで灼熱でも極寒でもなく、ほのかな温かさの中にキャリアを感じさせる表現が展開していた。
藤井: やっぱSYMBIONT=共生な感じにしたかったんでね。体温の高い人がいれば低い人もいるし、その平均の温度感になったんじゃないですかね?
森岡: 個人的にはソフトバレエの中だと安心して自分のエゴを出せるんですよね。『SYMBIONT』にはソロでやろうとしたけどどうしてもできなかった曲っていうのが何曲か入ってるんですけど、それは2人に振ることですんなり形になったんです。
遠藤: ソフトバレエの場合、デモの段階から1つの音色にも匂いがある。そこからイメージが広がる。そういうところは自分のソロとは違う感覚でしたね。
「なぜ自分はライヴが嫌いなのか忘れてたんで、 楽しく出来ました」(藤井) | '02年10月のアルバム・リリースに続き、同11月には東京・渋谷のAXで2daysのライヴ、翌'03年の4月には全国ツアーが行なわれた。そこで繰り広げられたのは、かつてと比べると圧倒的に“今・この瞬間”を感じさせる生身なステージだった。
遠藤: 今の遠藤僚一を見せるのがいちばん説得力があると思ったんですよ。単純に、今の方がうまく歌えるわけだし(笑)。
藤井: 6年の間に“なぜ自分はライヴが嫌いなのか”っていうことを忘れてしまってたんで、わりと楽しく出来ました(笑)。
森岡: やめたあとこの2人の大切さを身にしみてわかったんで、そのぶん今は楽しませてもらってるんです。ステージも3分の2ぐらいは地の自分でやれてるし。
微妙に感触を違えながらも楽しみながらバンドの再始動を味わっているように見える3人。そのなかでアルバムのレコーディングやツアーといった大きなコラボレーションの場を体験して、さらに見えてきたものもあるようだ。
森岡: これはソフトバレエであってソフトバレエじゃないような感じもしてきてるんですよね。みんないい意味で変わってたことも分かったし。CDの作り方も違ってきてるんですよ。作る前に心の内を話して、というよりも、ポンと相手が出してきた音に反応していく方向に。
より純粋に音楽で通じ合うようになったとも言える彼等。そうしたなかで作られた新作、『MENOPAUSE』が完成した。 【後編につづく…】 取材・文●今津 甲
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◆◇◆information
【LIVE】 TOUR [SOFT BALLET 03<大団宴>] 12/4(木)なんばHATCH 【問】夢番地03-6341-3525 12/6(土)渋谷AX 【問】SOGO 03-3405-9999 12/9(火)名古屋ダイアモンドホール 【問】サンデーフォーク 052-320-9100 12/10(水)心斎橋クラブクアトロ 【問】夢番地03-6341-3525 12/16(火)渋谷公会堂 【問】SOGO 03-3405-9999 12/17(水)渋谷公会堂 【問】SOGO 03-3405-9999
【official site】 http://www.softballet.net
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