英国で最もホットな新人、ザ・ダークネスに注目

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今年、英国でデビューしたバンドの中で一番話題になっているのが、ハードロック・バンドThe Darknessだ。7月に発売されたバンドのデビュー・アルバム『Permission To Land』がチャートの2位に登場しただけでなく、英国で最も権威があるといわれるマーキュリー・アワーズでもColdplayRadioheadと並びノミネートされている。悪趣味なキャット・スーツに身を包み、正統派のヘヴィ・ロックを演奏する4人組みは、予想されていた以上に観衆の心を掴んでいるようだ。

バンドはこの夏のフェスティヴァルでも大活躍しているが、ベーシストのDan Hawkinsは昨年との違いについてこう話している。「俺たちは、去年も同じように演奏してた。パブでだけど」「去年、フェスティヴァルのラインナップを見てて、俺たちの名前もそこにあるべきだって思ってたよ。俺たちはいつだってまるで2万人の観客を相手にしてるかの如くプレイしてたんだ。パブの観客は、“あいつら、自分のことを誰だと思ってんだ?”って言ってたよ」

またマーキュリー・アワーズにノミネートされたことに関し、「受賞することはないだろうけど、これだけみんなが喜んでくれたってことは、ある意味、すでに勝ったようなもんだ」と話した。「もし受賞したら、大笑いだな。授賞式に着ていくつもりのスーツの代金が出るからな。もし勝てなくて、俺たちが悲しそうな顔したら、それは2万ポンドもするグッチのスーツの代金を払う奴が誰もいないからだよ」

The Darknessは、8月21日に行われた『Kerrang!』アワーズで、最優秀ライブ・アクト賞と最優秀アルバムの2部門を受賞。すでに“キング・オブ・ロック”の地位を確立しつつあるが、シンガーのJustin Hawkinsは「ちょっとガッカリしたな。(ノミネートされていた)3部門全てを受賞すると思ってたよ」とコメントしている。

試聴も可能なバンドの公式サイトはこちら
http://www.thedarknessrock.com/

Ako Suzuki, London
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