ママス&ザ・パパスのJohn Phillipsの遺産が訴えられる

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'60年代のポップ・グループMamas & the Papasの結成メンバー、故John Phillipsの遺産が、制作されなかった映画のために契約違反で訴えられている。3月4日、ロサンゼルス上級司法裁判所で起こされたこの訴訟は、PhillipsとプロデューサーのChip Miller、作詞作曲家/プロデューサーのAlan Duncan Rossとの間で交わされた'98年の契約に端を発しており、彼らはMamas & the Papasの映画プロジェクトを共同制作する予定だった。また、この裁判では他にTwentieth Century FoxとDavis Entertainment Companyの名が被告として挙げられている。

MillerとRossは、Phillipsとの成文契約に従い、映画の計画を数社に売り込んでいたという。'99年、ABCと提携しているSpring Creek Productionsが彼らのコンセプトをもとにしたTV映画の製作に同意し、2000年の放送を見込んでいた。MillerとRossの交渉によりSpring Creekはその後すぐ、Phillipsに公式のオファーをしたが、Phillipsは同プロダクション会社や、引き続きコンタクトを試みたMillerとRossに対して一度も返答しなかったという。

MillerとRossは、契約内容を十分に把握していたFoxとDavisがPhillipsにアプローチし、TV映画以上の金額とフィーチャーフィルムの製作機会を提示して、当初交わされた契約に違反するように仕向けたと主張している。MillerとRossは、PhillipsがSpring Creek/ABCとの映画計画をキャンセルしたことで貴重な映画クレジットと実質的な代償金を失ったとし、最低100万ドルの損害賠償金を求めている。

Sue Falco, New York LAUNCH.com
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