| 『シナフリズム』 High Line Records HLR-019 発売中
1. オレンジ 2. カートニー 3. スージーQ 4. 雨降りずむ 5. チェイシング・ベッキー 6. シナフスキー
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<ライヴ・スケジュール> ●3/ 3(土)“CHOICE! TOUR 2001” 福岡・DRUM Be-1 〔問〕キョードー西日本(092-714-0159)
●4/ 7(土)“CLUB DI:GA GO GO asia” 渋谷club asia ※ チケットは3/10(土)より発売。 〔問〕ディスクガレージ 03-5436-9600
●4/19(木)“BANG OUT!!” 大阪・十三ファンダンゴ ※チケットは2/24(土)より発売。 〔問〕グリーンズ 06-6882-1224
●4/21(土)“BANG OUT!!” 福岡・DRUM Be-1 ※チケットは2/24(土)より発売。 〔問〕Be-1 092-737-5300
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■ハイラインレコーズ http://www.highline.co.jp/ ■オフィシャルHP http://rockets.cool.ne.jp/menu/column/nana.html
| ――まずはこのNANANINEという個性的な名前の由来から聞かせて下さい。
| ▲川関浩司(Vo&G)、朱雀佑輝(B)
| 川関浩司(Vo&G): バンド名会議をファミレスでしてたとき(笑)、(大野)憲太郎が、友達の犬の名前をとって「ナナがいい」と。あんまり意味はないんですけど。
大野憲太郎(G): いや、川関が女の子の名前が入っているのがいいって言っていたんだよ。
川関: そうだ(笑)! それで僕たち'79年生まれなんでNINEを加えて。でも、俺は'80年の早生まれなんですけど(笑)。
――では、結成のいきさつは?
川関: 全員、中・高校の友達だったんですけど、僕と朱雀(佑輝)と別のドラマーでUKサウンド……BLURとかOASISとかがちょうど高校のときに流行ってたんで、そういうのを3ピース・バンドでやってたんです。で、憲太郎と瀬崎(順治)はべース(編集部註:ちなみに大野憲太郎は現在ギタリスト)とドラムだけの実験的ユニットをやっていたんです。ファンクみたいにブンブンいわせているような(笑)。それに加えてこの2人はメタル好きで。
| ▲瀬崎順治(Dr)、大野憲太郎(G)
| 瀬崎順治(Dr): なかでもデスメタルが好きなんですよ。SepulturaやCarcassとか。
大野: 僕はSoundGarden、Pearl Jam、Dinosaur Jr.とか。オルタナ・ギターポップですね。
川関: それで、僕らはもともと友達だったんで、ある日、この4人で麻雀しようかって話になって…。
朱雀佑輝(B): で、バンド組もうか、ロン!って(笑)。
川関: で、合体しました!
――かなり趣味の異なる4人が集まりましたね。ギタ-ポップとラウド系の融合というか。
朱雀: 精神性はそうかな(笑)。でも、実際のところどうなんだろ? みんなでやりたい様にやったらこうなったって感じなんですけどね。
――そうやって出来たミニアルバム『シナフリズム』ですが、曲はメンバー4人で作っているんですか?
川関: そうなんです。僕と憲太郎がコードやリフをもってきて皆で練っています。
大野: 真面目な民主主義のバンドなんです。
――好みが違う4人が民主主義で作るには、良い点と悪い点があると思うのですが。
川関: そうですね。良い点はアイデアが豊富、悪い点は時間がかかる!
朱雀: 良い点は、ひとりじゃ思いつかないことも出てくるし、アレンジの幅も広がる。
川関: うん。だから、いつの間にかそうなっていってましたね。ただ、もうちょっと早く作れないかなってのはあるんだけどね(笑)。
――こうやってお互いの違うセンスが入り交じって、NANANINEなりのオリジナリティとなっているんじゃないでしょうかね。
全員: それは感じます!
朱雀: 川関とやっていた前のバンドはもっとUKな感じだったんですよ。
川関: うんうん。そういった情緒的な要素を大切にしつつ暴れた感じが入って、おもしろくなっていったっていうか。それがウチの強みなんじゃないですかね。
――歌詞は川関さんが作っていますが、タイトルともにユニークですね。
川関: タイトルは皆で決めてます、ファミレスで(笑)。僕が書いた歌詞から連想ゲームです。
朱雀: 一つ重要なキーワード決めて、そこからの言葉遊びですね。人の名前っぽくしたり、ひねったり。
川関: アルバムタイトルのヒントにもなっている「シナフスキー」って曲があるんですけど、ここでは “受取り方次第でどうにでもなるよ”ということが言いたかったんです。悪い事態だって考えようによってはいいチャンスかもしれない。そういった日常を自分たちなりに解釈するっていうか、角度を変えてみるっていうか。その日常と音楽を深く結びつけていきたいんです、僕は! この曲は伝えたい言葉とメロディがうまいバランスが取れているんで一押しなんです。
大野: 音楽と一緒に、生活や思い出がリンクしてくるような聴かれ方がいいね。
――今後もライヴ活動やリリースを重ねていくと思うのですが、NANANINEのみなさんは福岡在住ですよね。活動している上で東京との距離感を感じますか。
川関: 東京へは行きたかったんですよね。高校のときから東京行こう、行こうって。東京のほうが進んでる感じがしたし。
大野: ただ、最近福岡のバンドも注目されてるよね。福岡自体のシーンは正直盛り上がっていないんですけど、アーティストは良いのが多い、だから目立つのかな。
――情報が少ない分、やりたいことや出したい部分を衒いなく強く出せるし、活動するにも場所が限られてるから自然と頑張るようになる、って言いますよね。
朱雀: 僕らも最初から妥協はしないでやってきましたね。上を目指して…ってお高いものじゃないけど、そういう意識だけは他のバンドには負けんってのはあります。
――それでは、ここ東京でライヴなど活動してみて感想は?
川関: なんか一線を引いて観てるみたいな…。それがステージ中だけじゃなくて、アンケートとかでも伝わってくるんですよね。鹿児島だと、温かい人たちだってアンケートの文面からも伝わってくるんですけど、東京は冷たいっていうか(笑)。でも、意外とアンケート返ってくるんですよね。
大野: どこかシラーっとしてるところは福岡と似てるかもしれないね。あと、いい人が多いって点も似てる!
――フォローしてますね(笑)。
大野: いやいや、でも、本当よく見てるなーって。 |
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