LAUNCHニュース記者が2000年を振り返る:グラミー賞でサンタナが9部門受賞の快挙

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'00年2月23日にロサンゼルスのStaple Centerで行なわれた第42回Grammy Awards授賞式。この日の主役はSantanaだった。

過去11回のノミネート歴を持つSantanaは、今回9つの賞を受賞した。TLCは3つの賞を受賞してGrammyのハットトリックを達成。Barry White、Eminem、Dixie Chicks、Sting、Shania Twainが各2部門を獲得。Grammy全98部門のうち、10部門の授与がTV放映された。他の受賞者は、Sarah McLachlan、Cher、Sheryl Crow、Lenny Kraviz、Metallica、Black Sabbath、Red Hot Chili Peppers、George Jones、Korn、Tony Bennett、Beck、Whitney Houston、Roots Featuring Erykah Badu、Emmylou Harris、Linda Ronstadt、Dolly Partonなど。

Santanaがアルバム『Supernatural』とともに受賞した9部門は、最も重要な3部門であるAlbum of the Year/年間ベスト・アルバム、Song of the Year/年間ベスト・ソング、Record of the Year/年間ベスト・レコード(“Smooth”)をはじめ、Best Pop Performance by Duo or Group with Vocal(“Maria Maria”)、Best Pop Collaboration with Vocals(“Smooth”)、Best Pop Instrumental Performance(“El Farol”)、Best Rock Performance by Duo or Group with Vocal(“Put Your Lights On”)、Best Rock Instrumental Performance(“The Calling”)、Best Rock Album(“Supernatural”)。Grammy授賞式のTV放映が開始される前に、Santanaはすでに『Supernatural』でのBest Rock Album、“Smooth”でのBest Pop Collaboration with Vocalsなどの6部門の受賞を済ませていた。

常にスピリチュアルな雰囲気のあるSantanaだが、今回のアルバムは商業的な成功を意識せず、純粋に音楽制作の芸術性に突き動かされた共同の旅だったとLAUNCHに語った。
「『Supernatural(超自然現象)』と名付けたけど、僕にとっては“歓喜の傑作”だね。なぜなら、みんなが純粋な熱意で参加したんだから。だれもたくさんの枚数を売ろうとかそういうことは考えていなかった。そんなことは話にさえ出なかったよ。だから、本当に心から感謝しているし、心を許せる友人たちを信用すれば、(自分だけでなく)彼らもまた作品を仕上げてくれるということに驚きもした。感謝しながら大きな心で根気よく彼らの意見に従っていけば、うまくいくんだ」

Matchbox Twentyのヴォーカリスト、Rob Thomasは、自分の名前がギターの神様と永遠に結び付けられることになりそうだという事実に興奮しているとLAUNCHに語っていた。
「今年は彼の年だったよ。彼のアルバムであり、彼の大パレードだったんだ。僕は小さな山車で参加させてもらって、Wyclef(Jean)もEric Claptonもそれぞれ山車を引いていた。僕らみんなが山車を引いてて、その先頭でパレードを動かしているのが彼(Santana)だったんだ。そこに参加できて良かったよ。だって、参加できたことと結果的な大成功で、僕はある種ずっとSantanaと一緒に並べられるんだよ。考えうる限りで最高のことだよ。Santanaが僕の存在を認知してるんだよ。信じらんないよね。ほんとブッ飛ぶよ」

Brett Atwood
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