ゲイリー・ライトが襲撃から1年後のジョージ・ハリソンを語る

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昨年の12月30日、George Harrisonとその妻、Oliviaが自宅でナイフを持った侵入者に襲われた。犯人のMichael Abram(33歳)は精神分裂症で、元Beatlesのメンバーにとり憑かれていると妄想し、英国のHenley-On-ThamesにあるHarrison夫妻の住居に侵入した。Harrisonは数回にわたって刺され、危うく命を失うところだった。英国の裁判所は先月、精神異常を理由にAbramに無罪を言い渡し、無期限で精神病院に収容することを決定した。

元Beatlesのメンバーの中でも常に控えめといわれているHarrisonは、襲撃以来ずっと低姿勢を保っている。

Harrisonの初ソロアルバム、『All Things Must Pass』('70年)にゲスト参加したアーティストのひとりで、Harrisonと30年間のつき合いがあるミュージシャン、Gary Wrightは友人のHarrisonと会い、彼は恐ろしい経験をしたが、元気だったと語った。
「Georgeは元気だよ。精神的にもとても元気だ。あんなことを経験して、それを軽くあしらうなんてことはできないけど……、誰にでも起こり得ることなんだ。あの事件は僕たちの人生に強烈なインパクトを与えた。それで、いつもそういうことを考えているんだけど……、避ける方法はないんだ。だけど、Georgeは驚異的な回復をみせたと思う。彼と会ったときは、すごく元気だったよ」

Sue Falco、Bruce Simon、ニューヨーク
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