リンゴ・スター、ザ・ビートルズ新曲にジョージ・ハリスンの演奏が入ることを認める
(C)Mary McCartney
リンゴ・スターが、年内発表予定のザ・ビートルズの“新曲”についてコメントした。
曲を完成させるにあたりAIを使用したと伝えられたことで、故ジョン・レノンのヴォーカルをAIで生成したとの誤解が一部で生じたが、リンゴは『Rolling Stone Music Now』ポッドキャストのインタビューで、彼らがジョンの声を捏造することは「絶対にない」と明言したという。
また、故ジョージ・ハリスンが生前、この曲における彼のパートを録音しており、それが収録されていると明かし、「ビューティフルだったよ。そして、君らが聴く4人による最後の曲となる。それが事実だ」と話したそうだ。
曲がAIで生成されたものではないことに関しては、ポール・マッカートニーがすでに、「いまの段階で多くは明かせないが、これははっきりしておきたい。人工的もしくは合成的に作られたものではない。すべてリアルで、僕らがプレイしている」とコメントしている。
ポールは先月、新曲の制作過程について、「(ドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:Get Back』制作時、)ピーター・ジャクソンはちょっと劣化したカセットテープからジョンの声を抜き出すことができた。ジョンの声とピアノが入っていて、彼はAIでそれを分けることができた。機械に向かい、“これが声だ。こっちはギターだ。ギターを取って”と言うんだよ。それで、ザ・ビートルズ最後のレコードとなるものを作ろうってなったとき、ジョンが所有していたデモがあって、僕らはそれに取り掛かった。最近、完成したところで、年内にリリースする計画だ。ジョンの声を抜き取り、AIを通じ、余分な部分を取り除くことができた。その後は普段するようにミックスができる」と話していた。
Ako Suzuki
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