リチャード・マークスがイン・シンクと“This I Promise You”を語る

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'N Syncの最新アルバム『No Strings Attached』からのシングル、“This I Promise You”の曲とプロデュースを担当したのは、“Endless Summer Nights”“Right Here Waiting”などのバラードで人気のRichard Marxだ。Justin Timberlakeの歌いだしの声がMarxにそっくりなのも、それで納得がいくだろう。Timberlake自身、父親からトンチンカンな電話をもらうまで、自分の声がそんなにMarxに似ていることに気が付いていなかったという。

Marxが話を聞かせてくれた。
「Justinが教えてくれたんだけど、両親に出来たアルバムを送ったんだってさ。まだ、ライナ-ノーツとか何もないサンプルCDをね。そしたら父親が電話してきて、“素晴らしいアルバムだよ。でも、なんでRichard Marxがバラード曲を歌ってるんだ?”って聞いたんだって。笑っちゃうよね。多分、メンバーは僕が歌ってるデモテープで曲を聞いていたっていうのもあるんだろうけどね。2人ともハスキーヴォイスだし。でも……」。Marxはクスッと笑って付け加えた。「僕はBritney Spearsと付き合ってないけどね」

'N Syncとのレコーディングは、Marxが想像していたよりはるかに良いものだった。初めは様々な噂を耳にしていて、直接メンバーと会うまでは少し不安だったことをMarxはLAUNCHに語ってくれた。
「'N Syncの悪口を言うこともできるけど、それは嘘になる。去年、彼らがアルバムを作ってるときに、ヴォーカル録りにフロリダに行ったんだ。正直に言えば、向かいながら“よくいるアイドルバンドだって噂だよな。本当は歌がヘタクソで、ほとんどスタジオ技術でカヴァーしてるって。うまく聞こえるようにメチャクチャいじらなきゃならないんだろうな”って思ってたんだ。ところが、そう思ってスタジオに行ってみたら、僕の間違いだったんだ。とんでもない大間違いだったよ」

レコーディングの仕上がりは素晴らしく、“This I Promise You”はBillboard Hot 100のベストテンに入るほどの人気となり、最近ではMarxと'N Syncは再び顔を会わせ、スペイン語ヴァージョンをレコーディングしたほどである。
「2カ月ほど前に1日だけニューヨークに行って作ったんだ。彼らは猛スケジュールのツアー真っ最中で休みが1日だけあったんだけど、その1日を僕と一緒にスタジオの中でスペイン語で歌いながら過ごさなければならなくなったんだ。すでに9兆ものレコード売上を出してる彼らがだよ。よし、わかった、彼らはきっと文句を言うぞ、当然だよなって思ってたんだ。だれかが絶対、足を引っ張るだろうってね。でも、誰一人としてそんなことはなかった。5人とも一生懸命やってくれた。特にリードヴォーカルのJustinとJ.C.は、僕と一緒になって本当に熱心にやってくれたよ。彼らを誉めだしたらきりがないね」

'N Syncとの仕事やShedaisy、98 Degrees、Michael BoltonNatalie Coleなどのアーティストたちのプロデュースを手がけながら、Marxは時間を見つけて新アルバムをリリースしている。新アルバム『Days In Avalon』はMarxのレーベル、Signal 21より10月に米国発売された。

Jason Gelman、ニューヨーク
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