BOSS、ユニークなサウンドと新機能を搭載したディレイ・ペダルを発売

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BOSSから、多くのプロフェッショナルに愛されたデジタル・ディレイの名機「SDE-3000」のサウンドとユニークな新機能を凝縮したコンパクト・ペダル・シリーズ最新モデル『SDE-3』を10月12日(土)に発売する。

1983年に登場したローランドの「SDE-3000」は、クリアかつ温かみのあるサウンドを特徴とするデジタル・ディレイ。「ヴィンテージ・デジタル・ディレイ・サウンド」と称されるその独特の音色は、発売より40年を経た現在においても、多くのプロフェッショナルに愛され続けている。

今回発売される『SDE-3』は、この「SDE-3000」のアイコニックなサウンドに加え、1つのディレイ・ペダルでは得ることが難しい立体的な音像やリズムを作り出す新機能「OFFSET」を搭載。さらに、ディレイ音を維持するキャリーオーバー機能、ステレオ対応の入出力端子など、現代のシーンで求められる機能を凝縮したコンパクト・ペダルだ。

●「SDE-3000」の唯一無二のディレイ・サウンドを再現


▲『SDE-3』(上)と「SDE-3000」(下)

デジタル・ディレイの黎明期に登場した「SDE-3000」は、回路の随所に用いられた多くのアナログ・パーツに起因する独特のサウンドを備える。ヘッドアンプ部でわずかに発生する周波数特性の変化、ローパス・フィルター部で発生する磁気飽和に起因する歪み、独特の三角波で形成されるモジュレーションのLFOなどにより生まれる、クリアでありながら温かみを感じさせる唯一無二のサウンドは、発売より40年を経た現在においても高く評価されている。『SDE-3』は、この「SDE-3000」のディレイ・サウンドを再現。ペダルボードに「ヴィンテージ・デジタル・ディレイ・サウンド」を簡単に取り入れることができる。

●奥深い音作りを実現する多彩な機能


▲『SDE-3』 コントロール部

『SDE-3』はコンパクト・ペダルでありながら、充実したパラメーター・ノブにより、緻密な音作りを行える。二軸ノブの上段では、基本的なパラメーターである「LEVEL」「FEEDBACK」「TIME」の調節が可能。「SDE-3000」の特性を踏襲した「モジュレーション」効果は、独立した「DEPTH」「RATE」ノブで細かく調整を行うことが可能。また、「HI CUT」ノブにより、ディレイ・サウンドをアンサンブルに馴染ませたり、Lo-Fiなテイストに仕立てることもできる。

●ユニークな効果を実現する「OFFSET」ノブ


▲『SDE-3』 OFFSETノブ

『SDE-3』は、ユニークな音作りを可能にする「OFFSET」機能を搭載。ノブを回すだけの操作で、立体的な空間をイメージさせるサウンドや、リズミカルにリピートするディレイ・サウンドを実現。「OFFSET」を1-100msの範囲で設定することで、メインのディレイ音に対し、わずかに遅延した2つ目のディレイ音を加えることができる。例えば、「TIME」ノブを300ms、「OFFSET」ノブを50msに設定すると、300msと350msで2つのディレイ音を生成、ダブリング効果により奥行きのあるディレイ・サウンドを実現。「モジュレーション」効果もより大胆に美しく表現。「OFFSET」機能は付点8分音符と8分音符の設定にも対応しており、例えば、「TIME」ノブを400msに、「OFFSET」ノブを付点8分音符に設定すると、2つ目のディレイ音は300msで再生。異なるタイミングのディレイ音が混ざり合うことで、アクセントの効いたリズミカルなディレイ音を生み出すことが可能。また、『SDE-3』はステレオ入出力に対応しており、モノラルとステレオ、それぞれで異なる音場を得ることができる。ステレオ接続の場合は、2つのOUTPUT端子からディレイ音を交互に出力する「パンニング・ディレイ」の設定も可能だ。

●現在のシーンに対応する高い機能性


▲『SDE-3』 キャリーオーバー・スイッチ

『SDE-3』は、ディレイ・タイムを足元で設定可能な「タップ・テンポ」機能、外部フット・スイッチの接続により、一定区間のディレイ音を持続させる「HOLD」、エフェクトをOFFにする際、ディレイ音を維持する「キャリーオーバー」機能などの多くの現代的な機能を備える。また、エクスプレッション・ペダルの接続により、パラメーターをリアル・タイムでコントロールしてディレイ音を発振させるなど、パフォーマンスの幅を広げることが可能。




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