ルー・グラム「フォリナーがロックの殿堂入りしないのは、選考委員との確執が原因」

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フォリナーのオリジナル・ヴォーカリスト、ルー・グラムは、フォリナーがロックの殿堂入りしていないのは、選考委員の一人とギタリストのミック・ジョーンズの確執が原因だと考えているそうだ。

◆ルー・グラム動画

フォリナーはデビューから25年が経過した2002年に殿堂入りの資格を得たが、まだ一度も候補にさえ挙がっていない。グラムとジョーンズは2013年にソングライターの殿堂入りを果たしている。

グラムは最近、『The Rock Shop With Ralph』のインタビューで、彼らが殿堂入りしない理由についてこんな持論を展開した。「僕らの音楽や、ヒット曲の数、悪評なんかとは無関係だ。僕らが殿堂入りしないのは、個人的な理由だ。『Rolling Stone』誌を所有している紳士とミックとの間の個人的な確執だ。すごく未熟だ。全てのことがね。良くなるとは、思わない。このままじゃないかな。僕らは見せしめにされているんだと思う」

フォリナーは殿堂入りすべきかとの質問には、「もちろん、僕はそう思う。オリジナル(・ラインナップの)フォリナーだ。感嘆符つきだよ。検討する必要さえない」と答えた。

ベーシストのジェフ・ピルソンは2年ほど前、フォリナーがロックの殿堂入りしないことについて、「その理由はものすごく単純だと思う。批評家たちはフォリナーを好いていなかったからだ。彼らは(フォリナーを)すごく商業的で組織的と見てきた」「もの凄く売れると、大半の場合、彼らはアーティストがある種、妥協しているからだと考える。僕は、フォリナーがそうだったとは思わない。僕らは誠実な音楽を作り、それが良くてみんなが気に入いったってだけだと思ってる。だから、この質問への答えは、彼らはこのバンドを見下しているからだってことになる。それはいいんだ。それが批評家ってものだからね」「そのうち、いつかフォリナーは殿堂入りすると思うよ。僕は含まれないだろう。その必要もない。でも、バンドは殿堂入りするだろう。オリジナル・メンバーはそれに値する」と話していた。

フォリナーは7月初めに最後のツアーを開幕した。


Ako Suzuki
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