ルー・グラム、フォリナーのフェアウェル・ツアーについてコメント
フォリナーは昨年秋、2023~2024年にフェアウェル・ツアーを開催すると発表したが、オリジナル・ヴォーカリストのルー・グラムは、それで当然だと考えているそうだ。
◆ルー・グラム動画
3月に行われた『Grant's Rock Warehaus』のインタビューで、フォリナーのフェアウェル・ツアー発表について意見を問われた彼は、こう話した。「いいことだと思うよ。フォリナーのキャリア、壮大なキャリアのこの時点において自然な経過だと僕は思う」「オリジナル・メンバーがミック(・ジョーンズ)しかいなくても続けると決めたのは、ミックの選択だった。彼のね。僕には……彼の健康面については知ってる。アップ・ダウンがある。僕が理解できないのは、オリジナル・メンバーが誰もいないのに何年もツアーを続け、フォリナーと名乗っているとこだ。僕には関係ないことなんだろうし、ビジネス上の決断なのかもしれないけど、僕には正しいこととは思えない」
「何年もの間、ミックは公演の半分とか最後の4、5曲のみに登場してた。最近では、最後の曲とかアンコールだけみたいだな。それに、彼が全く出演しない公演がたくさんあったのも知ってる」
唯一在籍し続けるオリジナル・メンバーのミック・ジョーンズは、2012年に心臓の手術を受け、近年、公演には不定期に出演している。
グラムは、フェアウェル・ツアーにゲスト出演する気はあるかとの質問には、「どうだろな。僕は現状やあの終わり方に満足しているからね」「もし、ほかのオリジナル・メンバーが出演するなら真剣に考えるかもしれない。でも、ニュー・フォリナーにゲスト出演するのは魅力を感じない」と答えた。
フォリナーは2018年に現ラインナップ&オリジナル・メンバー(ルー・グラム、デニス・エリオット、イアン・マクドナルド、アル・グリーンウッド、故エド・ガリアルディに代わりリック・ウィルス)による合同公演<Foreigner Then and Now>を開催していた。
フォリナーのフェアウェル・ツアーは7月6日に開幕する。
Ako Suzuki
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