ペイヴメントのオリジナル・ドラマー、ギャリー・ヤングが死去
アメリカのオルタナティヴ・バンド、ペイヴメントのオリジナル・ドラマーだったギャリー・ヤングが、8月17日、70歳で永眠した。
◆ペイヴメント画像
フロントマンのスティーヴン・マルクマスは、「今日、ギャリー・ヤングが亡くなった。.. .ギャリーのペイヴメントのドラムは“ワン・テイクでヒット・レコード”だった...見事にやってのけた。rip」と、SNSを通じ訃報を伝えた。
ヤングは80年代終わり、彼のスタジオLouder Than You Thinkを使用していたマルクマスとスコット・カンバーグによるプロジェクトに参加するようになった。それがペイヴメントに発展し、ヤングは、EP数枚とファースト・アルバム『Slanted And Enchanted』(1992年)でドラムをプレイした。
1993年にペイヴメントを脱退した後は、ギャリー・ヤングズ・ホスピタルを結成して3作のスタジオ・アルバムを発表し、2016年にはソロ・アルバム『Malfunction』をリリース。2010年にはペイヴメントの再結成ツアーの一部に参加していた。
突飛な行動でも注目を浴びたが、日本では『ロッキング・オン』誌で人生相談のコーナーを持ち、シリアスな面も垣間見せていた。
今年3月には、ヤングのドキュメンタリー映画『Louder Than You Think』が米サウス・バイ・サウスウエストでプレミアされ、オーディエンス・アワードを受賞したところだった。
Ako Suzuki