ニュース・最新情報
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ペイヴメントのオリジナル・ドラマー、ギャリー・ヤングが死去
アメリカのオルタナティヴ・バンド、ペイヴメントのオリジナル・ドラマーだったギャリー・ヤングが、8月17日、70歳で永眠した。
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ペイヴメント、13年ぶり単独来日公演決定
Photo by Tarina Westlundペイヴメントの来日公演が、2023年2月に東京と大阪で開催されることが決定した。
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ブロークン・ソーシャル・シーン、5年振りのアルバムまもなくリリース
早や5年振りともなるブロークン・ソーシャル・シーンのニュー・アルバム『フォギブネス・ロック・レコード』が5月26日にリリースとなる。
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<サマーソニック2010>参戦アーティストに、かまってちゃんも
<サマーソニック2010>の更なる参加アーティストが発表となった。
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ペイヴメント、豪華生産限定ボックス・セットも登場
3月1日、ペイヴメントが約10年ぶりの再結成ツアーをニュージーランドから開始した。
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ペイヴメント奇跡の再結成に、お祭り騒ぎのリリース決定
「2010年のみ」という期間限定で約10年ぶりの再結成ツアーを発表したUSインディ最後の砦ペイヴメントが、4月の来日公演に先駆け、最強ベスト盤『ザ・ベスト・オブ・ペイヴメント』を発表した。
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【Hotwire Music Business Column】SXSW2007、大盛況の中で幕を閉じる
去る3月14日から18日まで、米テキサス州オースティンで開催された毎年恒例の音楽見本市SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)に、世界中から大群の音楽業界人と総勢1300組のバンドが参加した。
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レディオヘッド、20年間のベストアルバムに
アメリカの若者に人気の音楽誌『SPIN』が行なった過去20年間のベストアルバムを決める投票で、イギリス出身のレディオヘッドのヒット作『OK Computer』が、パブリック・エナミー、ニルヴァーナらの“名盤”を抑えてトップを獲得した。
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元ペイヴメントのヴォーカル、スティーヴンのソロツアーにエラスティカのジャスティーンが参加
元Pavementのヴォーカル、Stephen Malkmusのソロ・ツアーにElasticaのJustine Frischmannがギターとキーボードで参加すると、BBCが伝えている。
プロフィール・バイオグラフィ・リンク
見事なレコードコレクションを誇る狡猾な男と、大仰な詩歌に傾倒する知性派シンガー。Pavementにかかれば、そこらのオルタナティヴロックバンドの音など、すっかりへし曲げられてしまう。
Stephen Malkmusと、熱心なFallファンだったScott Kannberg(クレジット上は当初、各々“S.M.”“Spiral Stairs”となっていた)が組んだ自宅録音デュオを母体とするPavementが、やかましくて投げやりな“ローファイ”シングルを2枚ほど発表したところ、これが英国のDJ、John Peelの耳にとまった。当時の音源は現在、『Westing(By Musket And Sextant)』にまとめられている。
「誰でもやりたいやつは来てプレイしな」という主義のもと、メンバーを増やしていったPavementも、1stアルバム『Slanted And Enchanted』の頃には、さすがにきちんとした形を成すに至ったが、各人の住まいはアメリカの東と西に分かれたままだった。
ジェネレーションXの“無気力王子”的メンタリティを象徴するもってこいの存在として、ロック評論家から奉られた彼らだが、そんな称号すら“Frontwards”の中でMalkmusが、「俺にはスタイルがある/いくらでもある/あんまりあり過ぎて、無駄になっている」と茶化してしまう生意気さが、いかにも彼ららしい。
そうやって自らを笑い飛ばし、我関せずの姿勢を貫きつつも、2ndアルバム『Crooked Rain, Crooked Rain』になると、バンドは一層まとまりを見せるようになる。Def LeppardにもBuddy HolyにもAretha Franklinにも、冒頭の1曲(“Silence Kit”)の中で一気に会釈しておいて、“Filmore Jive”で幕を下ろすこのアルバムは、ロック史批評の役をも果たしていた。『Crooked Rain』からは、“Cut Your Hair”というマイナーなヒット曲も出ている。
『Wowee Zowee』で、彼らはたじろいだ。彼らの作品の重要な資質であるはずの無鉄砲さが、ここではなりを潜め、出来の悪いコンサートさながらに焦点の定まらない混乱が幅を利かす。充電し直しての復活作、『Brighten The Corners』には、ラジオでヒットした“Shady Lane”や、Scott Kannbergによる小曲“Date With IKEA”も収録されていた。
Stephen Malkmusと、熱心なFallファンだったScott Kannberg(クレジット上は当初、各々“S.M.”“Spiral Stairs”となっていた)が組んだ自宅録音デュオを母体とするPavementが、やかましくて投げやりな“ローファイ”シングルを2枚ほど発表したところ、これが英国のDJ、John Peelの耳にとまった。当時の音源は現在、『Westing(By Musket And Sextant)』にまとめられている。
「誰でもやりたいやつは来てプレイしな」という主義のもと、メンバーを増やしていったPavementも、1stアルバム『Slanted And Enchanted』の頃には、さすがにきちんとした形を成すに至ったが、各人の住まいはアメリカの東と西に分かれたままだった。
ジェネレーションXの“無気力王子”的メンタリティを象徴するもってこいの存在として、ロック評論家から奉られた彼らだが、そんな称号すら“Frontwards”の中でMalkmusが、「俺にはスタイルがある/いくらでもある/あんまりあり過ぎて、無駄になっている」と茶化してしまう生意気さが、いかにも彼ららしい。
そうやって自らを笑い飛ばし、我関せずの姿勢を貫きつつも、2ndアルバム『Crooked Rain, Crooked Rain』になると、バンドは一層まとまりを見せるようになる。Def LeppardにもBuddy HolyにもAretha Franklinにも、冒頭の1曲(“Silence Kit”)の中で一気に会釈しておいて、“Filmore Jive”で幕を下ろすこのアルバムは、ロック史批評の役をも果たしていた。『Crooked Rain』からは、“Cut Your Hair”というマイナーなヒット曲も出ている。
『Wowee Zowee』で、彼らはたじろいだ。彼らの作品の重要な資質であるはずの無鉄砲さが、ここではなりを潜め、出来の悪いコンサートさながらに焦点の定まらない混乱が幅を利かす。充電し直しての復活作、『Brighten The Corners』には、ラジオでヒットした“Shady Lane”や、Scott Kannbergによる小曲“Date With IKEA”も収録されていた。