グレタ・ヴァン・フリートのジョシュ・キスカ、カミングアウトへの反応に安堵

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グレタ・ヴァン・フリートのヴォーカリスト、ジョシュ・キスカは、同性のパートナーがいると明かしたことで何らかの反発を受けるのではないかと恐れていたが、周囲の人々やファンからの反応は愛と支援に溢れており、ほっとしたという。

キスカは2ヶ月ほど前、彼が暮らす米テネシー州で“愛の自由を脅かす”法案が提出されたのを受け、自身がLGBTQ+コミュニティの一員であることを公表した。

彼は、カミングアウトしたことで「肩の荷が下りた」と、『Rolling Stone』誌のインタビューで語っている。「すごく心配していたんだ。“ああ、僕は標的にされる”って思った。本当にそういう風に考えるんだよ。残念なことだけど、それが事実だ」

だが、実際の反応は、「全てに愛、容認、謙虚、敬意があった」そうで、「物事は正しい方向に向かっている」と安堵したという。「パフォーマー、エンターテイナーとして、重い肩の荷が下りた。アーティストとしてであれ、ひとりの人間としてであれ、僕らはみんな、ある程度理解してもらいたいと思っているわけだから」

キスカは6月、「僕が家をかまえたテネシー州では、議員たちが愛の自由を脅かす法案を提出している。自分のためだけでなく、テネシーやそのほかの地域における想い、考え、法律が変わることを願い、僕の真実について語る必要がある。これらの問題は僕にとってとくに重要だ。なぜなら、僕はこの8年間、パートナーと愛に溢れた同性間の関係にあるから。親しい人たちはすでに承知しているが、僕にとっては公表することが重要だ。長年にわたり、LGBTQ+コミュニティへの愛が叫ばれてきたが、テネシー州、この国、世界にはまだ、LGBTQ+の権利のためになされるべきことがある」との声明をSNSに投稿していた。

グレタ・ヴァン・フリートは先月、3枚目のスタジオ・アルバム『Starcatcher』をリリース。本国アメリカをはじめ、英国、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイスなどで10位圏内をマークした。

Ako Suzuki
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