サム・フェンダー、メンタル・ヘルスと向き合うため北米ツアーを中止
英国出身のシンガー・ソングライター、サム・フェンダーが、自身のメンタル・ヘルスと向き合うため、9月に北米で予定していた5公演および<Life Is Beautiful>フェスティバルへの出演を中止すると発表した。
◆サム・フェンダー画像
昨年秋、セカンド・アルバム『Seventeen Going Under』で2作目の全英1位を獲得し、精力的にライヴ活動を行ってきた彼は、この1年以上、自身のことはおろそかにしており、彼に深い影響を与える事柄に対処していなかったという。ここしばらく、友人や同僚たちから心配されており、対処する時間を持たない限り、良くはならないと実感したそうだ。
「ファンからの愛と支援は圧倒的で、君らをガッカリさせたくはないが、僕の健康状態はパフォーマンスを含め、僕がやること全てに影響を与え始めている」と、北米での公演と英国内で予定していたレコード店でのイベントの中止を告知し、謝罪した。
11月半ばからのオーストラリア・ツアーは開催する意向で、「とても楽しみにしている」という。
サム・フェンダーはファースト・アルバム『Hypersonic Missiles』(2019年)、セカンド『Seventeen Going Under』(2021年)と2作連続で全英1位を獲得。『Seventeen Going Under』はマーキュリー・プライズの候補に挙がっている。彼はデビュー前からツアー活動に勤しんでおり、この数年間は過密な状態にあったと思われる。
Ako Suzuki