ミッキー・ディー、モーターヘッドの初公演にリハーサルなしで挑む
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キング・ダイアモンドに在籍していたときレミーに気に入られ、1992年、モーターヘッドに加入することになったミッキー・ディー(Dr)は、彼らとの初めての公演にはリハーサルなしで挑んだという。
◆モーターヘッド画像
レミー(Vo,B)、ディー(Dr)、ワーゼル(G)、フィル・キャンベル(G)のラインナップで初めて開かれた公演(1992年8月30日ニューヨーク州)では緊張したか、『Noise 11』のインタビューで問われたディーは、こう答えた。「ああ。緊張したよ。公演前にリハーサルしなかったからね。なかったんだよ。レミーからは、“キングのときの半分くらい良いプレイをしてくれれば……”って言われた。彼はソファでくつろぎ、この即興ギグを楽しんでいるようだった」
「自分としては酷いギグだったと思った。でも、彼らは(前より)いいパフォーマンスだと思ったんだ。レミーは“この15年で最高の公演だった”って言ってた。俺にしたら、“それはない、ない、ない!”だ」
さらにディーには、フィルシー“アニマル”テイラーの存在もプレッシャーだったという。「バンド、そしてファンの信頼を勝ち取らなくてはならなかった。自分は相応しい人物だってことを証明しなくてはならなかった。それには尽力するつもりだった。俺は違うタイプのドラマーだ。音楽やアプローチに変化が生じる。俺は、変化に相応しいときに現れた。俺らはモーターヘッドを様々な面、形で違うレベルに移行させたと信じている」
モーターヘッドは、来週(10月29日)、40曲以上を収録する究極のベスト盤『Everything Louder Forever』をリリースする。
Ako Suzuki
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