認知症の妻を介護するジョン・ライドン「俺の一人介護は自分勝手だったと気づいた」

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ジョン・ライドンは昨年、40年以上連れ添う妻ノラさんの認知症が悪化し、基本的に彼1人でフルタイムで彼女を介護していると明かしていたが、現在は、他の人たちの助けを借りているそうだ。それにより、一人介護は自分勝手だったと気づいたという。

ライドンは、英国のフリーペーパー『Metro』のインタビューで介護について問われると、こう答えた。「昨年の大半は、可能な限り最高の介護士たちを探すことに費やした。(雇った)女の子たちはみんな、ノラを愛し、ノラも彼女たちを愛してる。俺の一人介護は自分勝手だったって気づいたよ。俺は、ノラに女同士の時間ってものを与えるのを拒んでいた。ちょっとした、くだらないことが、彼女にとっては大切だってことに俺は気づいていなかった。マニキュア塗るとか、女同士のお喋りとか、リップスティックとかさ。俺は、バカみたいに過保護だった」

ライドンは昨年、ノラさんは、ライドンが彼女の記憶の空白を埋めないとパニックを起こしたり、火の不始末があったり、仕事でレコーディング・スタジオに同伴すると、殺されると思い込み逃げ出すなど、24時間介護が必要だが、彼女に適した看護師を見つけるのは難しく、基本的にライドンがフルタイムで付き添っていると話していた。

ライドンは現在、英国でQ&Aツアー<I Could Be Wrong, I Could Be Right>を開催中で、FaceTimeでノラさんと連絡を取り合っているという。

PiLとしては、2022年5月にアメリカのフェスティバル<Cruel World>への出演を予定している。

Ako Suzuki
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