ジョン・ライドン、ユーロビジョン・ソング・コンテストの予選「規模を考えると怖い」
アイルランド代表として今年の<ユーロビジョン・ソング・コンテスト>出場を目指しているパブリック・イメージ・リミテッドのジョン・ライドンは、最近、「サイテーで反吐が出そうな」同コンテストの慣習を打破してやると息巻いていたが、その一方で恐ろしいと感じるほど緊張もしているそうだ。
◆ジョン・ライドン画像
ライドンは、英国の新聞『The Guardian』のインタビューでこう語った。「ステージに上がるのが怖く、恐れおののくことになるだろうよ。あの規模を認識してみると、何も考えられなくなる。(アイルランド出身の亡き両親は)俺がアイルランドを代表するってアイディアに大喜びしているに違いない。父は“めちゃくちゃにするな”って言うだろう。この前、(ステージで)着る服選んでいたら、“頼むから、そのスーツはやめてくれ”って言う父の声が聞こえた」
アイルランド代表を目指す6アーティスト(パブリック・イメージ・リミテッド、ワイルド・ユース、ADGY、CONNOLLY、Leila Jane、K Muni & ND)は2月3日、特別番組『The Late Late Show Special』でそれぞれの楽曲をパフォーマンスする予定となっている。パブリック・イメージ・リミテッドは、ライドンが認知症の妻へ宛てたラブ・レター/ラブ・ソングである「Hawaii」でそれに参戦する。
ライドンは『The Guardian』紙のインタビューで、代表選に勝つことより、「Hawaii」を通じ、認知症の苦しみに対する理解を深めてもらうほうが大事だとも話している。
Ako Suzuki