ミック・ジャガー「チャーリーがいないっていうのは変な気持ち」

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Photo by Andrew Timms

ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが、長年のバンド・メイトだったチャーリー・ワッツを偲び、彼無しでツアーを続けているいまの心境について語った。

米ラジオ番組『The Howard Stern Show』のインタビューで、ジャガーは、ワッツをザ・ローリング・ストーンズの「ハートビート」と表し、バンド・メンバーとしても個人的にも、彼がいなくて寂しいと話した。

「彼は本当に頼りになる人だった。ディーヴァではなかった。それはドラマーに求めていないだろ。チャーリーは繊細なドラマーだった。ジャズを愛し、それを学びたくさんプレイしてきたことで、その繊細さを身につけたんだと思う。でも、彼はロック・ドラマーでもあった。安定感のあるロック・ドラマーだった。テクニックを見せつけようとするジャズ・ドラマーではなかった」

ジャガーは、ワッツの「ドライなユーモアのセンス」が好きだったと言い、バンド活動以外のところでも、よく集まっていたという。「僕らはどちらも、スポーツが好きだった。一緒にサッカーの試合へ行ったり、クリケットを観に行ってたんだ。僕らは音楽以外にも、同じことに興味を持っていた」

「いま、メンバーが集まると、僕らはいつも、“ああ、チャーリーだったらこう言ってたな。彼はこうしてた”なんて考えてる。彼は一筋縄ではいかぬ人だった。僕ら、本当に彼が恋しい。彼とはたくさんの公演、多くのツアー、レコーディング・セッションをやってきた。彼がいないなんで変な感じだ。でも、僕らは決めたんだ。具合が悪くなったとき、彼は“このツアーはやるべきだ。僕のせいで止めないでくれ”って言ってた。だから、僕ら、そうしたんだ」

ザ・ローリング・ストーンズはチャーリーが亡くなってから、今月20日、プライベート・イベントで初めてパフォーマンスし、26日に北米ツアーを開幕した。

Ako Suzuki
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