デーモン・アルバーン、ザ・ローリング・ストーンズの“ハックニー”プロモーションに「本当にイラついた」
ブラー/GORILLAZのデーモン・アルバーンは、ザ・ローリング・ストーンズが最新アルバム『Hackney Diamonds』をプロモートし、それまでバンドとは無関係だったはずのハックニーを利用したことにムカついているそうだ。
フランスのカルチャー誌『Les Inrockuptibles』のインタビューで、ザ・ビートルズの新曲「Now And Then」について「ジョンの声を聴けるのはナイスだ」と好意的な発言をしたアルバーンは、次に、「2023年にはザ・ローリング・ストーンズもニュー・アルバムでカンバックした…」との話題になると、「あれにはイラついた」と話し始めた。
「僕の家族はハックニーに住んでいる。(新作発表イベントの会場となった)ハックニー・エンパイアに彼らが現れたのには、本当にムカついた。彼らはハックニーで何かやったことなんてない。あそこでプレイしたことないし、何も貢献してこなかった。(それなのに)ただ姿を現しただけだ。ナンセンスだ。新曲(「Angry」)を聴いたし、彼らの人生の様々な時期がビルボードに映し出されるっていう最悪なミュージック・ビデオも見たよ。若い女性がもの扱いされていた。何なんだよ、あれは。全然、共感できない」
そして、「80歳になったとき、過去の栄光をビルボードに反映する自身を想像できるか?」との質問には、「あり得ない。その理由を教えるよ。僕はあらゆることをやってきたが、彼らはザ・ローリング・ストーンズ以外の何者でもない。極みを求め、1つのことに人生を捧げるって考えは好きだよ。だが、実際のところ、彼らは悪くなってる。自分らであり続けることに固執して。僕には理解できないものだ。全く同じ音楽を作っていて、前ほど良くない。そんなことしていても、そこに喜びなんかないはずだ」と答えた。
アルバーンは、今年、ブラーの活動を再開したが、もう終わりにするらしい。「やったのは正しかったし、またあれらの曲をプレイし、彼らと時間を過ごし、アルバムを作れたのは、ものすごく光栄だった。もうやらないとは言わない。美しい成功だった。でも、過去にしがみつきたくない」と話している。
Ako Suzuki
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