リッチー・コッツェン、三角関係にあったリッキー・ロケットと20年後に握手
90年代初期、ポイズンに在籍していたリッチー・コッツェン(G)は、バンド・メイト、リッキー・ロケット(Dr)の婚約者との関係がばれ、解雇されたと言われるが、その後、元バンド・メイトたちとの関係は良好らしい。
コッツェンは1991年終わり、21歳のときC.C.デヴィルの後任としてポイズンに加入。4枚目のスタジオ・アルバム『Native Tongue』(1993年)の制作に参加した。しかし、ロケットの婚約者との交際が発覚し、2年間でバンドを去った。
最近、Radio Forrestのインタビューで、脱退後、ポイズンのメンバーに会うことはあるかと問われたコッツェンは、こう話したという。「(脱退してから)すぐに鉢合わせしているよ。ベーシスト(ボビー・ダル)とはレインボー(ウェスト・ハリウッドにあるバー)で一緒に飲んだ。Rock Fantasyだったと思うけど、バックステージでブレット・マイケルズに出くわした時はハグを交わした。“ヘイ、愛してるぜ、ブロ。会えて嬉しいぜ”って。素晴らしい会話ができた」
「一番クレイジーだったのは……、僕の妻ジュリアはベーシストで、リッキー・ロケットとの公演があったんだ。僕が楽屋の廊下を歩いていたら、誰かが僕の名前を出したのが聞こえた。リッキーに何か訊いてたみたいだ。そしたら、リッキーが“俺は構わない。彼には20年会ってない。気にしてないよ”って答えてるのが聞こえたんだ。その後、彼に会った。僕は挨拶して、握手を交わした」
コッツェンはポイズン時代をこう振り返っている。「あのバンドにいたとき、僕はガキだった。素晴らしい体験だったよ。でも、21になったばかりで、すでに2,000万枚もレコード売ってるバンドにいるとこ、想像してみてよ。全てが映画の中の出来事のようだった」
ベーシストのボビー・ダルは、数年前、コッツェンについてこう話していた。「彼はすごく才能のあるプレイヤーだ。よく知られているように、残念ながら個人的な問題が発生した。僕はリッチーが好きだが、彼は僕の大切な友人であるリッキー・ロケットを傷つけた。だから、ああするしかなかった。でも、彼らは最近話すようになったよ」
コッツェンはポイズン脱退後、ソロ活動をメインに続け、1999~2002年にMR. BIGに参加した。
Ako Suzuki
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