サム・フェンダー、デビューできたのは「僕をバカ呼ばわりしてたパブのマネージャーのおかげ」
先月、デビュー・アルバム『Hypersonic Missiles』が初登場で全英1位に輝いたサム・フェンダーは、Aレベル(大学入学レベル)に落第しパブで働いていたとき、いつも彼のことを“バカな子”と呼んでいたマネージャーの粋な計らいのおかげで、デビューのチャンスを手にできたそうだ。
◆サム・フェンダー画像
フェンダーは、BBCにこう話した。「僕は18のとき、当時働いていたパブで発掘されたんだ。僕の(音楽ビジネスでの)マネージャーはベン・ハワードのマネージメントもしていて、彼がブリット・アワードを受賞したとき、お祝いするため、そのパブに来た。当時のパブのマネージャーは……、ウィンストン・チャーチルそっくりで、僕のこと“バカな子”って呼んでたんだけど、彼から“おい、バカ、ギター持ってきて、そこの隅でプレイしてみろ”って言われたんだよ。“なんで?”って思ったけど、彼は、その男性が音楽業界のマネージャーだって知ってたんだ」
フェンダーは俳優としてドラマに出演したりもしていたが、2017年ごろからは音楽に専念。2018年初めにBBCが発表したその年活躍が期待される新人リスト<Sound Of 2018>の候補に挙がった。
今年2月、ルイス・キャパルディとMahaliaを破り、ブリット・アワーズの同様の賞クリティックス・チョイスを受賞した。
Ako Suzuki