アニー・レノックス、シリアで死亡した女性ジャーナリストのために8年ぶりに新曲制作
アニー・レノックスが、2012年にシリア騒乱下のホムス包囲戦を取材中に政府軍の砲撃を受け死亡したアメリカ人女性ジャーナリスト、メリー・コルビンのバイオグラフィ映画『A Private War』のために、8年ぶりに新曲「Requiem For A Private War」を制作した。
◆アニー・レノックス 試聴動画、画像
レノックスは、同映画を監督したマシュー・ハイネマンから曲作りを依頼された当初、しばらく音楽を作っていなかったため、ためらったが、コルビンのことを非常にリスペクトしていたのでやってみようと思ったという。
そして、実際には懸念していたほど難しいことではなかったようだ。亡くなる1年ほど前、コルビンに会ったことがあり、彼女の経歴をよく知るレノックスは、脚本を読むことも映像を見ることもなく、曲を書き上げたという。レノックスは『Hollywood Reporter』のインタビューで、「監督からどんな助言をもらった?」と尋ねられると、「何もなかったわ(笑)。彼は多分、何か言おうとしてたんだと思うけど、私はすでに曲を書き終えてたのよ(笑)」と答えた。
エール大学卒業後、ジャーナリストになったコルビンは、レバノン内戦や湾岸戦争、東ティモール、コソボ、チェチェンなどでの紛争等、多くの戦地/紛争地を取材し、2001年、スリランカ内戦で左目を失った。それにひるむことなく、彼女はトレードマークとなった黒い眼帯をつけ、56歳で亡くなるまで取材を続けた。
映画『A Private War』では、ロザムンド・パイクがコルビンを演じた。アメリカでは先週から劇場公開されている。
Ako Suzuki
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