アイアン・メイデン、チケット転売阻止対策が功を奏す

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アイアン・メイデンは、ダフ屋の買い占めやネットを通じての転売、偽造チケットが出回るのを避けるため、2017年のUKツアーで紙のチケットを廃止したが、おかげで彼らのチケットが再販売サイトから大幅に姿を消したという。

アイアン・メイデンのマネージャー、ロッド・スモールウッドは2016年9月、「我々は、ファンが偽造チケットやべらぼうに高い価格で転売しているサイトのカモにされるのは我慢ならない」と話し、チケットの購入者には、従来のプリントされたチケットが郵送されるのではなく、入場する際、購入したときに使用したクレジットカードと身分証明書の提示を求めるシステムを導入した(ペーパーレスに対応していない会場では、紙のチケットが使用されるが、チケットに購入者の名前を印刷し、入場の際、同じく写真付きの身分証明書で本人確認をする)。

この結果、英国の大手チケット再販売サイト3つがアイアン・メイデンのツアーの取り扱いを止めたため、転売されているチケットの数は2011年のツアーに比べ、95%も減少したそうだ。

マネージャーは、新しいシステムを支援、それに伴う煩わしさを我慢してくれたファンに感謝し、「コンサートへ行く人達にとって、素晴らしい成果と勝利だ」とコメント。バンドは木曜日(3月1日)「俺らのチケットを正しい人の元に(正しい価格で!)」とツイートした。

アイアン・メイデンの<The Book Of Souls>UKアリーナ・ツアーは5月4日にスタートする。

Ako Suzuki
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