審査員は坂本龍一、<札幌国際芸術祭2014>音の作品コンペティション開催

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2014年7月~9月にわたって行われる<札幌国際芸術祭2014>が、同イベントのテーマを象徴し、都市の公共空間にふさわしい音の作品を世界中から広く募集するコンペティションを開催する。

◆<札幌国際芸術祭2014> 画像、シンポジウム映像

<札幌国際芸術祭2014>は、「都市と自然」をテーマに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していく<創造都市さっぽろ>の象徴的事業として行われるイベントだ。(1)多様な文化芸術分野と複合した世界最先端の現代アート展の実施、(2)既存の文化事業との連携、(3)札幌の魅力を体験する観光イベントとの連携、(4)民間ギャラリーやアート関連団体との連携による企画展、(5)メディアアーツの展開など、多くの市民や観光客が親しみを持ち、定期的かつ継続的な芸術祭となることをテーマにした様々な展開が企画されている。

今回のコンペティションでは、<札幌国際芸術祭2014>開催に合わせて市内各所の芸術祭拠点に設置され、札幌の公共空間の音として継続的に機能する音の作品が募集される。そして、<札幌国際芸術祭2014>ゲストディレクター坂本龍一による厳正な審査が行われ、最も優れた1作品が選定される。作品の募集は以下の2つの形態だ。

■札幌市資料館に設置される音の作品(3分以上)
札幌市資料館内の天井吊り下げスピーカー、及び作品のために玄関ホールに臨時設置するスピーカーを用いて再生します。

■札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)、札幌芸術の森美術館等、札幌国際芸術祭拠点に設置されるサウンドロゴのような音の作品(3秒~15秒)
札幌駅前通地下歩行空間については、天井面設置スピーカー(JVC SB-X126 約100台)を用い、大通~さっぽろ間(約520m)の全域で再生します。札幌芸術の森美術館については、天井面設置スピーカー(Panasonic WS-TN10)を用いて、エントランスエリアで再生します。設置場所は増える可能性があります。

最優秀作品は2014年7月19日(土)、<札幌国際芸術祭2014>の開幕に合わせて発表され、受賞者には賞状と副賞50万円が贈呈される。同イベントでは坂本龍一氏による表彰・コメント、受賞者による作品解説も予定されており、作品応募&イベント詳細は決定次第アナウンスされる予定なのでオフィシャルサイトを随時チェックしよう。

(C)2011 Kab Inc. Photography by Rama



<札幌国際芸術祭2014/Sapporo International Art Festival 2014>
■テーマ/サブテーマ
テーマ:「都市と自然」
サブテーマ:「自然」「都市」「経済・地域・ライフ」
■ゲストディレクター
坂本龍一
■開催期間
2014年7月19日(土)~2014年9月28日(日)※72日間
■主な会場
北海道立近代美術館
札幌芸術の森美術館
札幌駅前通地下歩行空間
札幌大通地下ギャラリー500m美術館
モエレ沼公園
札幌市資料館
北海道庁赤れんが庁舎
■主催
創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会

◆<札幌国際芸術祭2014> オフィシャルサイト
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