坂本龍一を聴いて奏でる。『out of noise - R』発売記念 世界最速先行試聴会開催
坂本龍一が遺したソロアルバムを1枚ずつ聴き、語り、奏でるイベント
彼が遺した膨大な作品の中からソロアルバムに注目し、改めて1枚ずつ聴き直すシリーズがスタートする。
会場は高音質な環境で知られるRITTOR BASE。アルバムごとにCD、アナログ、ハイレゾから厳選したソースを再生。そして試聴した後には、トークコーナーとして坂本と関係の深いミュージシャンを招き、そのサウンドの魅力についてディープに語る。
さらにトークに参加したミュージシャンは、そのアルバムのサウンドにインスパイアされた演奏をその場で披露。坂本龍一が遺したサウンドが今もなお現在進行形としてミュージシャンに受け継がれていくさまを体感できるだろう。
シリーズ第一弾となる今回は、9月25日にディレクターズ版としてリリースされる『out of noise - R』を取り上げる。2009年にリリースされたこのアルバムは全曲インストゥルメンタルでピアノや自然音を主体としつつ、ゲストに古楽演奏グループのフレットワーク、笙奏者の東野珠実、雅楽の南都晃耀会、さらには小山田圭吾、清水ひろたか、高田漣、クリスチャン・フェネス、ロブ・ムースら多彩なジャンルの弦楽器奏者が参加している。アルバム制作中に訪問した北極圏での体験に強く影響を受けた「disko」「ice」「glacier」という“北極圏三部作”も収録されており、坂本の晩年の活動を語る上で非常に重要なものとなっている。
今回、『- R』が付けられたこのディレクターズ版には、未発表曲「081121_high」が収録されており、このイベントで初めて公開となる。
トークコーナーに登壇、演奏するのはILLUHA(イルハ)。2006年に伊達伯欣とコリー・フラーにより結成されたこのユニットは、坂本龍一、テイラー・デュプリーとの共作『Perpeptual』を含め、これまで5作品を12Kからリリース。2022年よりドラムに山本達久がメンバーとして加入し、昨年4thアルバム『扉』を12kよりLPにてリリース。果てしなく深いリバーブや、アナログなループといった従来の作風に、山本の変則的なリズムが交錯することで、新しい境地に踏み出していく。
<【『out of noise - R』発売記念 世界最速試聴会】坂本龍一を聴く 坂本龍一を奏でる vol.1 『out of noise - R』 feat. ILLUHA>
出演:ILLUHA (伊達伯欣、コリー・フラー、山本達久)
トーク司会:國崎晋(RITTOR BASEディレクター/『サウンド&レコーディング・マガジン』元編集長)
入場料:4,000円(税込)
チケット申し込み:
https://skmt-l-p-01.peatix.com/
定員:40名
会場:御茶ノ水RITTOR BASE
*開場は開演の15分前。チケット番号順の入場
坂本龍一『out of noise - R』
commmons
CDアルバム
価格:3,410円(税込)
品番:RZCM-67042
https://commmonsmart.com/collections/solo-work/products/rzcm-67042x
アナログレコード2枚組
価格:8,800円(税込)
品番:RZJM-67040
https://commmonsmart.com/collections/solo-work/products/rzjm-67040x
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