フリーダ、その歌声は“宇宙”と“細胞”

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『フォー・ユー、ラヴ』は前作『ディアー・レット・イット・アウト』から3年ぶりとなるフル・アルバムで、2013年3月にメジャーからのワールドワイド・デビューとなった英パーロフォン発売のEP『インディゴ』収録曲に新曲を7曲追加し、エイドリアン・ラックスによるリミックスなども収録した充実の内容となっている。

◆「Indigo」PV映像

また、日本盤には2012年からジャパンゲートウェイ「Mellsavon(メルサボン)」のCMソングとして使用されている楽曲「プチサボン」も追加収録された。この曲は菅野よう子×フリーダ名義で発表されているものだ。

2010年にラスマス・フェイバーに見出されデビューを果たしたスウェーデンの歌姫フリーダだが、アルバム発売に際して、制作活動をともにしたヨーロッパと日本の人気プロデューサーの二人から、祝福のメッセージが寄せられている。

「フリーダが歩く道は、コンピューターチップの土の上に満開の花が咲いている美しい場所。彼女の歌声は僕らのすぐそばにありながら、宇宙へと導いてくれる。新作で彼女は自身の世界観を創り上げ、僕たちは入口に招かれている。」──ラスマス・フェイバー

「ハーブのような、草の青い匂いのする彼女の声は、耳から入って、細胞の水面を揺らしながら、風になって身体から抜けていく。彼女の声は、浴びるもの。」──菅野よう子

9月18日にリリースしたEP「インディアン・サマーfeat.フリーダ」で再びフリーダをボーカルに迎えたラスマス・フェイバー、そして「プチサボン」でどこの国の言葉ともつかない不思議な歌でフリーダをフィーチャーした菅野よう子という、ヨーロッパと日本を代表する人気プロデューサーそれぞれが、フリーダの歌声を“宇宙”と“細胞”という両極端の言葉を使ってその魅力を伝えているのが、とても興味深いところだ。

前作で魅せたサバービアな手触りのエレクトロニカから、『フォー・ユー、ラヴ』ではポジティブなエレクトロ・ダンス・ポップへと進化を遂げている。是非チェックを。


◆フリーダ・オフィシャルサイト
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