「WORLD SONIC NEWS VOL.24」MEDI「今でも自分のことはドラマーだと思ってるよ」
今回ご紹介するのは、フランスのシンガー・ソングライターMEDIです。
◆MEDI画像
![](https://img.barks.jp/image/review/1000073723/301.jpg)
そんなMEDIが今夏、来日したときに会ってインタビューすることが出来ました。彼はギター、ベース、キーボード、そしてドラムもプレイするマルチ・プレイヤー。そして今では歌も歌っていますが、ドラムを始めた頃、自分が歌うことになると思っていたのか、聞いてみたら、こんな答が返ってきました。
![](https://img.barks.jp/image/review/1000073723/302.jpg)
MEDIのスペルはM・E・D・I、珍しい名前なので、本名なのか知りたくて、聞いてみました。
「本名だよ。ほんとはEとDの間にHが入るんだ。でも、イギリスに行ったときに“名前は?”ってきかれて、“MEHDI”って言うと聞き返されるんだ。“スペルは?”“M・E・H・D・I”“は?”ってさ。だからHをとってMEDIにしたほうがいいんだってわかった。日本でもそうだよね。MEDIの方が発音しやすいでしょ!?母親に言ったら“このスペルが世界一いいのに”って」
MEDIのお母さんは息子がHを抜いたスペルでデビューしてショックを受けたそうですよ。MEDIのファッションはいつもジーンズとデニムのシャツ、またはジャケット。そうしているのには、彼なりの理屈がありました。
「だって同じ服を着ていれば、50年音楽をやっててもインタビューのときにファッションのことは聞かれないだろ!?音楽だけの話のほうがいいと思ってるからさ」
インタビューのとき、レッド・ツェッペリンのTシャツを着ていました。Tシャツはいつもお母さんが買ってきてくれるそうです。
こぼれ話1:日本の女性はどうかと聞いたら、あまり興味がなさそうでした。男性、女性、関係なく、いい人たちと出会いたいらしい。
こぼれ話2:日本滞在中、東京のレッドシューズというお店で、初めて会った人たちと、夜遅くまで、一緒に演奏したそうです。
こぼれ話3:MEDIの地元ニースではミュージシャンのコミュニティがあって、よくジャム・セッションをしているので、同じような雰囲気を東京でも感じたようです。
MEDIのデビュー・アルバム『YOU GOT ME(MOVING)』はロックやソウルのテイストに加え、フランス人のMEDIらしいアプローチが際立つ楽曲が満載!ぜひ聴いてください。
text by kenji kurihara:UNITED PROJECTS
MEDI『YOU GOT ME(MOVING)』
VICP-64945 1,995円
◆WORLD SONICチャンネル
◆WORLD SONIC オフィシャルサイト
◆J-WAVE SATURDAY SONICサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
この記事の関連情報
「WORLD SONIC NEWS VOL.33」アッシャー「みんなを音楽的な旅に連れて行きたい」
「WORLD SONIC NEWS VOL.32」アダム・ランバート「僕はアウトサイダー、でも自分の邪魔はさせない」
「WORLD SONIC NEWS VOL.31」ホット・シェル・レイ「僕らのヒーローはスティーヴン・タイラーさ」
「WORLD SONIC NEWS VOL.30」マナフェスト「スッゲー尊敬しているのはワイフです!」
「WORLD SONIC NEWS VOL.29」ジェイソン・ムラーズ「新作は出発というより、進化!」
「WORLD SONIC NEWS VOL.28」アバランチ・シティ「日本ではベジタリアン向けの食ベ物を探すのが大変」
「WORLD SONIC NEWS VOL.27」レディ・アンテベラム「日本のファンに直接会って、ショウをやりたい」
「WORLD SONIC NEWS VOL.26」ブライアン・セッツァー「裏通りの小さな飲み屋が好きなんだよ。布袋やチャーと飲むよ」
「WORLD SONIC NEWS VOL.25」KTタンストール「新作は原始的なアルバム、野生に戻った気分よ」