ブリトニー・スピアーズ、サンフランシスコで圧巻のパフォーマンス

東北地方太平洋沖地震の後、Twitterを通じて「So tragic. My heart is breaking for Japan. -Britney（とても悲惨な状態だわ。日本をおもうと胸が痛みます。）」とメッセージを発信していたブリトニー・スピアーズだが、ステージの目の前の“VIPエリア”で観ることができるスペシャル・チケットをオークションに出品し、その売上全額を東日本震災の被災者を支援するために寄付した彼女が、ライブ当日圧巻のパフォーマンスで会場を魅了、日本へ向けて笑顔でパワーを送った。

このライブは、USの人気番組「グッドモーニング・アメリカ」の撮影のために3月27日（日）サンフランシスコのBill Graham Civic Auditoriumにて入場無料で行なわれたもの。ライブ当日は午後12時からの開演にもかかわらず、早朝からブリトニーの仮装をしたファンが長蛇の列を作り、イベントのスタートを待ちわびていた。このライブを観ることができた幸運なファンの数は、約8,000人。アメリカ国内だけでなく、国外からもファンが集まりブリトニーの根強い人気を見せ付けた。

きらびやかなドラッグクイーン達とSFのチアリーディング・チームが会場を盛り上げた後、「グッドモーニング・アメリカ」のホストの紹介で、いよいよブリトニーのショウに突入。ステージ上のスクリーンにブリトニーのこれまでのミュージック・ビデオの映像が次々映し出される中、突如スクリーンが左右真っ二つにゆっくりと開くと、鉄製のお立ち台に乗ったブリトニーが登場。『ファム・ファタール』のイメージにぴったりのキラキラと光るシルバーのボディー・スーツに黒の網タイツでステージに現れた。

大ヒット中のニュー・シングル「ホールド・イット・アゲインスト・ミー」のイントロが鳴り響くとファンは大興奮。曲中では周囲に黒い服に赤いネクタイをつけたセクシー男性ダンサー達を従え、女王のように椅子に座りダンサー達と絡みつつダンスを披露。その一挙一動に会場からもの凄い歓声があがり、サビでは会場のファンと共に合唱し、ものすごい盛り上がりをみせた。

続く「ビッグ・ファット・ベース」では、スピーカーの中から黒いボディー・スーツに黒いハット姿で登場。挑発的なサビをヘヴィなベースに合わせて激しく踊るブリトニーは、妖しい魅力も全開だ。いよいよ最後の曲は、KE$HAが作詞作曲し話題となっているセカンド・シングル「ティル・ザ・ワールド・エンズ」。更に露出度の高まった黒いボディー・スーツに身を包んだブリトニーの衣裳が後半で光り出すなど驚きの演出も。

全3曲トータル20分ほどのショウであったが、大興奮と大歓声に包まれての終了となった。

ブリトニーは一曲パフォーマンスを終える毎にキュートな笑顔で「ありがとう！」とファンの歓声に笑顔で答え、「私は音楽を愛してるわ！音楽は私の全てだもの！」と会場を大いに盛り上げた。

『ファム・ファタール』
2011年4月6日発売
SICP-3030
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