全英アルバム・チャート、ミューズが7作目の1位

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Photo by Nick Fancher

今週のUKアルバム・チャートは、ミューズの約4年ぶりの新作、通算9枚目のスタジオ・アルバム『Will Of The People』が初登場で1位に輝いた。これで、ミューズはサード・アルバム『Absolution』(2003年)から7作連続で全英1位を獲得した。

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2位には、ハリー・スタイルズの『Harry’s House』が先週の4位から再浮上。エド・シーランの『=』が9位から3位へ再び順位を上げた。同作は昨年10月にリリースされてから非連続4週間1位に輝き、計44週間トップ10圏内に留まり続けている。そのうち、31週間はトップ3内をマークしている。

今週はミューズほか、DJキャレドの13枚目のスタジオ・アルバム『GOD DID』(4位)、英国のロック・バンドEmbraceの8枚目『How To Be A Person Like Other People』(9位)が新たにトップ10入りし、CD、ヴィニールなどフィジカル盤がリリースされたケンドリック・ラマーの最新作『Mr. Morale & The Big Steppers』が72位から7位、レディング/リーズ・フェスティバルでのパフォーマンスが好評で、新作リリースの告知も注目されたアークティック・モンキーズの5枚目のスタジオ・アルバム『AM』(2013年)が21位から8位に急上昇し、再エントリーした。



シングル・チャートは、ロンドン出身のDJ/ヴォーカリストEliza RoseとInterplanetary Criminalの「B.O.T.A. (Baddest Of Them All)」が先週の2位から浮上し、チャート・イン後6週目で1位に輝いた。女性DJが全英1位を獲得するのは、Soniqueの「It Feels So Good」(2000年)以来22年ぶりだという。代わって、先週まで8週連続でトップだったLF SYSTEMの「Afraid To Feel」は2位に後退した。

エルトン・ジョンとブリトニー・スピアーズのコラボ「Hold Me Closer」は3位に初登場。ブリトニーの曲が全英でトップ10入りするのは、「Work Bitch」(2013年 7位)以来10年ぶりだった。今週のトップ10にはこのほか、デヴィッド・ゲッタとビービー・レクサの「I’m Good (Blue)」が7位、オーストラリアのプロデューサーLUUDEがリミックスした英国のエレクトロニック・デュオMattafixの「Big City Life」が10位にチャート・インしている。





Ako Suzuki
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