銀色夏生、家族で作ったバンド“山元バンド”を語る
――ちなみに銀色さん自身、「ハイネ」に出てくるような経験は?
銀色:あれと全く一緒っていうのはないですけど、どこかが重なってることはあると思います。例えば好きな人が他の人を好きだと分かったとか、誰かをずっと片想いだったとか。
――なるほど……で、この切ない世界観をカーカさんが熱すぎない体温で歌っていて。銀色さんはカーカさんのヴォーカルを聴いた時、どう思われましたか?
銀色:私は淡々とした歌い方が好きなので、いいなぁと思いました。
――「神聖な想い」の方もそうですけど、銀色さんの詞世界とカーカさんのヴォーカルってよく合ってますよね。これでやけに熱い歌い方だったら、またちょっと違う世界観になってたかもしれないし。
銀色:うん。“うう~っ”て泣いてるみたいに歌われたりしてもね? こっちが引いちゃうけど(笑)。
――(笑)。あの……銀色さんが作詞家として活躍されてたのは1980年代ですよね? 当時、銀色さんはヒットを連発していた人気作詞家で。
銀色:でもあんまり長いことはやってないんですよね。4~5年ぐらいしか。
――なぜ4~5年で作詞家をやめられたんですか?
銀色:元々、私は本を作るのが好きだったから。作詞も面白かったんですけど、作詞家っていう立場だと、曲とか歌う人は自分で選べないじゃないですか。で、私はやっぱり世界観を作りたいっていうのがあるから。作詞家は合わないなって早い段階で思ったんです。でも今年やり始めて、詞がまたたくさん生まれてきたんですけど、今だったらメロディとか歌う人も全部自分で決められて、好きな世界観を作れる。だから今、すごく楽しいんですよね。
――今、書きたいテーマとか、今後伝えていきたいテーマはありますか?
銀色:結局、私が作る歌すべてには、ある種の祈りとか、何かを癒す…みたいなものを込めているんですね。恋愛の歌がほとんどなんですけど、その奥にはそういう気持ちを込めている。だから、それが伝わればいいなと思っています。
――インタヴューの最初の方で「今言いたいことがある」とおっしゃってましたけど、それも、今言われたことと繋がっている?
銀色:そうですね。だから、それをいろんな形でやり始めたってことなんですよ。誰かの心を癒すとか、例えば私が発するものからいろんなことを感じて元気になってもらうとか。今まではそれを詩とか文章でやってたけど、そこに音楽という表現手段が加わったり、今後は直接しゃべったりとか、そういう方法でもできたらいいなって。
――そういえばライヴも計画されてるんですよね?
銀色:はい。12月にこの「ハイネ/神聖な想い」が出て、2月にも4曲入りCDを、あと1月と3月には“銀色プレゼンツ”という……これは山元バンドじゃなくて、違うヴォーカルの人が歌うCDを出す予定で、12、1,2、3月って出せれば10曲以上たまるので、そしたらライヴも夏休みぐらいにはできるかなと。
――ライヴで銀色さんは歌わないんでしょうか。
銀色:歌わない。ライヴでは私はしゃべることになると思います。「ハローの丘」(※HPで流れる歌)では一言、歌ってるんですけどね。“ハロ~”って(←歌う)。この「ハローの丘」もね、そのうち歌にしたいなと思ってます。長い歌に(笑)。
――これから楽しいことがどんどん広がっていきそうですね。
銀色:うん。いろんなことをいっぱいやると思うので、もし興味があったら、ぜひ見たり聴いたりしてほしいですね。自分でも何やるか想像つかないですけど(笑)。
――確かに銀色さんの場合、何をやるか予測不能(笑)。
銀色:はははは。そうなんですよ。私、流れに任せているので。
――そう……流れに任せながら、その時々で興味あることをリアルな作品にして進んでいく銀色さんって、生きてること自体が作品とか表現そのものになってるなぁと。
銀色:うん、そうだと思いますよ。生き方が作品なんですよね。
――だから目が離せないんです(笑)。
銀色:ははは。よく美術館でアーティストがやるじゃない? みんなの前で絵を描いたり、インスタレーションみたいなやつ。私にとって、人生があれなんです。で、みんなもそうなんですよ。全員そうなんです。だから、それに気づいてほしい。気づいたらもっと楽しくなるんじゃないかな。
◆ ◆ ◆
<Vo.k-k(カーカ)一問一答>
Q1 「ハイネ/神聖な想い」の歌詞を読んだ時、どんな感想を持たれましたか?
A1 若いなーと思いました。
Q2 今回、歌を歌ってみて感じたことは? また、レコーディングで楽しかったこと、苦しかったことは?
A2 (感じたこと)楽しかったです。(楽しかったこと)よく見るようなスタジオだったことです。(苦しかったこと)「……ん」というクセがあったことです。
(補足すると、「ずっと長い間(ん) 片思いだったから(ん)」みたいに聞こえる歌い方をしているんです。それは発見でした。銀色)
Q3 「ハイネ/神聖な想い」が完成した時の気持ちを教えてください。
A3 疲れました。初めてちゃんと形になったので嬉しかったです。
Q4 今回の作品をどんなふうに聴いてもらいたいですか?
A4 この世界にひたってほしいです。
Q5 もしリスナーの方達にメッセージがあれば、お願い致します。
A5 これからのママをよろしくお願いします。
◆ ◆ ◆
<今後のリリース予定>
◆山元バンド(Vo.k-k)
CD「ハイネ/神聖な想い」
2010年12月8日発売
◆銀色プレゼンツ(Vo.Harada Akira)
4曲入りCD
「輝き」
2011年1月12日発売
◆山元バンド(Vo.k-k)
3曲入りCD
「小鳥」
2011年2月16日発売
◆銀色プレゼンツ
CD
「偶然」
2011年3月下旬発売予定
◆オフィシャル・サイト
◆ツイッター
銀色:あれと全く一緒っていうのはないですけど、どこかが重なってることはあると思います。例えば好きな人が他の人を好きだと分かったとか、誰かをずっと片想いだったとか。
――なるほど……で、この切ない世界観をカーカさんが熱すぎない体温で歌っていて。銀色さんはカーカさんのヴォーカルを聴いた時、どう思われましたか?
銀色:私は淡々とした歌い方が好きなので、いいなぁと思いました。
――「神聖な想い」の方もそうですけど、銀色さんの詞世界とカーカさんのヴォーカルってよく合ってますよね。これでやけに熱い歌い方だったら、またちょっと違う世界観になってたかもしれないし。
銀色:うん。“うう~っ”て泣いてるみたいに歌われたりしてもね? こっちが引いちゃうけど(笑)。
――(笑)。あの……銀色さんが作詞家として活躍されてたのは1980年代ですよね? 当時、銀色さんはヒットを連発していた人気作詞家で。
銀色:でもあんまり長いことはやってないんですよね。4~5年ぐらいしか。
――なぜ4~5年で作詞家をやめられたんですか?
銀色:元々、私は本を作るのが好きだったから。作詞も面白かったんですけど、作詞家っていう立場だと、曲とか歌う人は自分で選べないじゃないですか。で、私はやっぱり世界観を作りたいっていうのがあるから。作詞家は合わないなって早い段階で思ったんです。でも今年やり始めて、詞がまたたくさん生まれてきたんですけど、今だったらメロディとか歌う人も全部自分で決められて、好きな世界観を作れる。だから今、すごく楽しいんですよね。
――今、書きたいテーマとか、今後伝えていきたいテーマはありますか?
銀色:結局、私が作る歌すべてには、ある種の祈りとか、何かを癒す…みたいなものを込めているんですね。恋愛の歌がほとんどなんですけど、その奥にはそういう気持ちを込めている。だから、それが伝わればいいなと思っています。
――インタヴューの最初の方で「今言いたいことがある」とおっしゃってましたけど、それも、今言われたことと繋がっている?
銀色:そうですね。だから、それをいろんな形でやり始めたってことなんですよ。誰かの心を癒すとか、例えば私が発するものからいろんなことを感じて元気になってもらうとか。今まではそれを詩とか文章でやってたけど、そこに音楽という表現手段が加わったり、今後は直接しゃべったりとか、そういう方法でもできたらいいなって。
――そういえばライヴも計画されてるんですよね?
銀色:はい。12月にこの「ハイネ/神聖な想い」が出て、2月にも4曲入りCDを、あと1月と3月には“銀色プレゼンツ”という……これは山元バンドじゃなくて、違うヴォーカルの人が歌うCDを出す予定で、12、1,2、3月って出せれば10曲以上たまるので、そしたらライヴも夏休みぐらいにはできるかなと。
――ライヴで銀色さんは歌わないんでしょうか。
銀色:歌わない。ライヴでは私はしゃべることになると思います。「ハローの丘」(※HPで流れる歌)では一言、歌ってるんですけどね。“ハロ~”って(←歌う)。この「ハローの丘」もね、そのうち歌にしたいなと思ってます。長い歌に(笑)。
――これから楽しいことがどんどん広がっていきそうですね。
銀色:うん。いろんなことをいっぱいやると思うので、もし興味があったら、ぜひ見たり聴いたりしてほしいですね。自分でも何やるか想像つかないですけど(笑)。
――確かに銀色さんの場合、何をやるか予測不能(笑)。
銀色:はははは。そうなんですよ。私、流れに任せているので。
――そう……流れに任せながら、その時々で興味あることをリアルな作品にして進んでいく銀色さんって、生きてること自体が作品とか表現そのものになってるなぁと。
銀色:うん、そうだと思いますよ。生き方が作品なんですよね。
――だから目が離せないんです(笑)。
銀色:ははは。よく美術館でアーティストがやるじゃない? みんなの前で絵を描いたり、インスタレーションみたいなやつ。私にとって、人生があれなんです。で、みんなもそうなんですよ。全員そうなんです。だから、それに気づいてほしい。気づいたらもっと楽しくなるんじゃないかな。
◆ ◆ ◆
<Vo.k-k(カーカ)一問一答>
Q1 「ハイネ/神聖な想い」の歌詞を読んだ時、どんな感想を持たれましたか?
A1 若いなーと思いました。
Q2 今回、歌を歌ってみて感じたことは? また、レコーディングで楽しかったこと、苦しかったことは?
A2 (感じたこと)楽しかったです。(楽しかったこと)よく見るようなスタジオだったことです。(苦しかったこと)「……ん」というクセがあったことです。
(補足すると、「ずっと長い間(ん) 片思いだったから(ん)」みたいに聞こえる歌い方をしているんです。それは発見でした。銀色)
Q3 「ハイネ/神聖な想い」が完成した時の気持ちを教えてください。
A3 疲れました。初めてちゃんと形になったので嬉しかったです。
Q4 今回の作品をどんなふうに聴いてもらいたいですか?
A4 この世界にひたってほしいです。
Q5 もしリスナーの方達にメッセージがあれば、お願い致します。
A5 これからのママをよろしくお願いします。
◆ ◆ ◆
<今後のリリース予定>
◆山元バンド(Vo.k-k)
CD「ハイネ/神聖な想い」
2010年12月8日発売
◆銀色プレゼンツ(Vo.Harada Akira)
4曲入りCD
「輝き」
2011年1月12日発売
◆山元バンド(Vo.k-k)
3曲入りCD
「小鳥」
2011年2月16日発売
◆銀色プレゼンツ
CD
「偶然」
2011年3月下旬発売予定
◆オフィシャル・サイト
◆ツイッター