ニュウニュウ、「12歳でなければ演奏できない解釈」

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牛牛(ニュウニュウ)のセカンド・アルバム『ショパン エチュード全曲集』がリリースとなった。

ショパンが遺した数々の名曲の中でも、エチュードは練習曲と名づけるにはもったいない珠玉の美しさを誇る人気曲だが、12歳ならではの感性でショパンのエチュードを解釈、真摯で爽快なエチュード全曲集の誕生である。

先にお伝えしたように、5月25日の夜には、タワーレコード渋谷店にて「タワーレコード・ショパン・スペシャル・キャンペーン応援隊長」任命式とミニライブが行なわれたが、続く26日には、東京銀座にオープンしたばかりのYAMAHA銀座本店6階のイベントスペースで演奏とトークを披露した。

トークには音楽評論家伊熊よし子と、こちらも話題の10代ピアニスト小林愛実もゲストとして登場。この模様はUstreamにて生中継され、Twitterには、様々な感想や質問が寄せられた。「ショパンの「別れの曲」と言えば、しっとりとした音楽というイメージだが、ニュウニュウの演奏には雄大さを感じた。」「これほどの超絶技巧なのに不快感を感じさせない演奏がかつてあっただろうか。」など、絶賛するコメントが多数寄せられていた。

この模様は後日、リアルミュージックにて公開される予定となっている。ニュウニュウ本人も今回の録音について、「12歳でなければ演奏できない解釈だと思う。」と語っている。

12歳でショパンのエチュード全曲のレコードを制作したのは世界最年少記録となるが、ニュウニュウが全27曲あるショパンのエチュードを練習し始めたのは5歳の頃で、全曲弾けるようになったのは8歳であったらしい。ということは、「エチュード全曲」がレパートリーとなってから、すでに4年もの熟成の年月を経ているということになる。12歳にして、やはり天才恐るべし。

さらに4年後でもまだ彼は16歳。ずいぶんと先の話だが、16歳での『ショパン エチュード全曲集』のリリースもぜひお願いしたいところだ。

『ショパン:エチュード全曲集』
5月26日発売
TOCE-56276 2,000円(税込)
◆ニュウニュウ・オフィシャルサイト
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