ビル・ワイマン、ミュージック・ゲームを懸念

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元ザ・ローリング・ストーンズのベーシスト、ビル・ワイマンが『Rock Band』シリーズのようなミュージック・ゲームに対して意見を述べた。子供たちが音楽に触れるいい機会になると考えるミュージシャンもいれば、その反対を唱える人たちもいる。ワイマンは反対派のようだ。

彼はBBCにこう話した。「子供たちが(音楽を)学ばないようになるだろう。そこが問題だ。楽器をちゃんと習おうとする子が少なくなってしまう。それは残念なことだと思うね。だから僕は、この手のものに好意的じゃない」

また、ピンク・フロイドのニック・メイソンの意見も同じようだ。彼はこう話している。「興味深い新しい発明だと思う」とは言いながらも「うちの子供たちがやっているのを見てイライラした」とも。その理由は、「ボタンの押し方よりもっとギターを練習することに時間を費やしてたら、いまごろ(ギターが)素晴らしく上手くなってただろうからね」

しかし、ミュージック・ゲーム・ファンには朗報も。メイソンはその種のゲームにピンク・フロイドのトラックが登場する可能性もあり得ると話している。「検討するよ。誰だってミュージックを売る新しい方法を考えているもんだからね。アルバムを売るっていうビジネスはほとんど無くなりかけてる。僕はアルバムっていうコンセプトが好きだから、悲しいことだと思うけど」

また、ピンク・フロイドの新曲は「ほとんどあり得ない」が、過去の作品はとても誇りに思っており、リマスタリングし世に出すことには興味を持っているという。

ワイマンとメイソンは、BBCのチャリティ番組『Children In Need』のため、アビー・ロード・スタジオでザ・ビートルズのカヴァー・トラックをレコーディング中だった。このほか、ピーター・ガブリエル、ブライアン・フェリーらも参加したといわれている。

Ako Suzuki, London
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