ジュリアン・カサブランカス、アルバムへの期待値は願望から確信へ

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2009年結成10周年を迎えたザ・ストロークス、そのフロントマン、ジュリアン・カサブランカスが、初のソロ作品『フレイゼズ・フォア・ザ・ヤング』の発売に先駆け、8月31日渋谷DUO-Music Exchangeで、全世界初となる単独ソロ来日公演を行なった。

因みにこの公演は発表から開催までなんと約2週間という短期決戦で行なわれ、しかも未だにジュリアンの初ソロ作品の音源はどこでも公開されていないというイレギュラーな状況にあったにもかかわらず、予約の時点で会場の収容人数を大幅に上回る3000人以上の応募が殺到、チケットは発売と同時に即完売となった。

そんな計り知れないファンの熱い注目と熱気の中で行なわれたジュリアン・カサブランカスの初ライヴだが、このライヴが世界初であることはもとより、アルバムに収録される楽曲の初お披露目イベントにもあたり、集まったファン及び関係者はここで始めてジュリアンの初ソロ作品を体感することとなった。


ジュリアンはこの日、ファーストシングル「11th Dimension」を含む全8曲を世界初披露。ザ・ストロークスが好きな人なら思わず二ヤリとするような楽曲から、ザ・ストロークスでは聴いたことのないような心震えるバラードまで、まるで短編映画を次々に見せるようなセットで観客を魅了。曲タイトル等の情報全てが伏せられた中、とにかく純粋に音楽だけを通じてジュリアンのソロを初体験するというスペシャルなイベントとなった。

このイベントこそ、ジュリアン自身が大好きな街と公言する東京への超スペシャルな贈り物。集まった約1000人のオーディエンスはその貴重な一夜に酔いしれた。

アルバムは10月下旬の発売が予定されているが。このライヴを期に、アルバムへの期待値は願望から確信へと急転換していったことだろう。

◆ジュリアン・カサブランカス・オフィシャルサイト

『フレイゼズ・フォア・ザ・ヤング』
2009年9月下旬発売予定
BVCP-40087 \2,520(税込)
※日本盤ボーナストラック収録予定
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