アジア初の快挙、辻井伸行が<ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール>優勝

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テキサス州フォート・ワースで行なわれていた<ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール>で、6月7日(日本時間6月8日 早朝)、辻井伸行が中国のHaochen Zhangとともに優勝を果たした。同コンクールでの日本人優勝者の誕生は史上初。アジア勢としても初の快挙となる。

◆辻井伸行 フォトアルバム(<ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール>の様子も!)

<ショパン国際ピアノコンクール>や<チャイコフスキー国際コンクール>と並び称されるピアノコンクール<ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール>。ブルガリア1名、イタリア1名、中国2名、韓国1名と辻井の6名が参加した2009年の決勝。表彰式で最後に“ノブユキ・ツジイ”がコールされると会場に大きな拍手と歓声が沸き起こった。辻井は同時に、ビヴァリー・テイラー・スミス賞(コンクールのために書かれた新曲の最も優れた演奏に対して授与される)も受賞した。

辻井の演奏は予選のスクリーンニング・オーディションから大きな反響を呼び、同コンクールが名前を冠するヴァン・クライバーン氏も『フォート・ワース・スター・テレグラム』紙で辻井の演奏について“奇跡としか言いようがない”“まさに神業だ”とコメント。6月6日のラフマニノフの協奏曲2番の演奏後は、コンクールオフィシャルブログにおいて“このコンクールから出るのは大きな瞬間ばかりだが、これは本当に大きな瞬間だ。”と評した。

優勝した辻井には、賞金2万ドルと金メダル、銀製トロフィーに加え、アメリカ内外における3年間のツアー契約と録音契約が用意されている。

第13回<ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール>
第1位:辻井伸行(日本)・Haochen Zhang(中国)
第2位:Yeol Eum Son(韓国)
第3位:該当なし
第4位~第6位:Di Wu(中国)・Evgeni Bozhanov(ブルガリア)・Mariangela Vacatello(イタリア)

その他賞
ビヴァリー・テイラー・スミス賞 :辻井伸行(日本)
ジョン・ジョルダーノ審査委員長特別賞:Alessandro Deljavan(イタリア) ほか

<辻井伸行 2009年公演スケジュール>
6月13日(土) 岩手 北上市さくらホール
6月17日(水) 愛知 芸術劇場コンサートホール
7月7日(火) 東京 サントリーホール大ホール
10月2日(金) 千葉 森のホール21
10月3日(土) 静岡 焼津市文化センター
10月4日(日) 神奈川 栄区民センター「リリス」
10月8日(木) 大阪 フェニックスホール
10月11日(日) 広島 三原市芸術文化センターポポロ
10月12日(月) 京都 福知山市民会館
10月16日(金) 福岡 北九州市立 響ホール 鑑賞教室
10月17日(土) 福岡 北九州市立 響ホール
10月18日(日) 長崎 とぎつカナリーホール
10月21日(水) 東京 紀尾井ホール
10月24日(水) 愛知 しらかわホール
10月27日(火) 北海道 札幌コンサートホールKitara
10月29日(木) 北海道 大雪クリスタルホール
11月3日(火) 千葉 京葉銀行文化ホール
11月5日(木) 山形 山形テルサホール  
11月7日(土) 埼玉 熊谷さくらめいと
11月12日(木) 東京 紀尾井ホール
11月26日(木) 山梨 山梨県立県民文化ホール  

◆<ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール>日本語公式サイト
◆辻井伸行 オフィシャルサイト
◆iTunes Store 辻井伸行(※iTunesが開きます)
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