イギー・ポップ出演の保険会社CM、放映禁止

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イギー・ポップが出演する車の保険会社SwiftcoverのCMが、“誤解を招く”との理由で広告審査機構から放映禁止を言い渡された。すでにお伝えしたとおり、イギー自身がミュージシャンであり、CMの中で「俺はSwiftcoverされている。(君も)そうしろ」と言及しているものの、イギーは契約者でもなく、同社はミュージシャンの保険加入さえ認めていなかった。

12の苦情を受けた広告審査機構Advertising Standards Authority(ASA)は、SwiftcoverのCMはイギーが保険契約者であるかのようにほのめかしていると判断したそうだ。

『Guardian』紙によると、Swiftcoverの親会社である大手保険会社AXAは、CMの中ではイギーの職業には触れておらず、彼を起用したのはその職業からではなく“充実した生活を送っている”という世評からだったと話している。

Swiftcoverは最近、ミュージシャンへの保険加入の扉を開いていた。しかしながら、それはミュージシャンだけで、ほかのエンターテイメント業界の人はまだ保険に加入できないという。

2009年2月に、同CMの矛盾が話題になり始めた当時、Swiftcoverのスポークスマンは「ミュージシャンやその同乗者が怪我をした場合、その後の所得損失で多額な請求が生じる可能性があるためミュージシャンの加入は断っている」と話していた。

Ako Suzuki, London
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